

こんにちは!タイ在住のKahoです。タイのフォトジェニックな場所が大好きで、娘を連れて撮影を楽しんでいます。
「リペ島ってどこ?行ってみたいけど、遠そう…」
そんなふうに思っていませんか?実はリペ島は、きちんと下調べすれば誰でも安心して行ける“秘境だけど身近な楽園”なんです。
タイ最後の楽園とも呼ばれるリペ島への、バンコクからの行き方・ホテル選び・おすすめビーチ・食事スポットまで、私たち親子が実際に旅したリアルな体験談とともに、まとめてご紹介します!
この記事を読めば、初めてのリペ島でも不安ゼロで出発できます♪
リペ島ってどんなところ?

リペ島(Koh Lipe)は、タイの最南端にある小さな離島。真っ青な海と白い砂浜、豊かな自然が魅力で、“タイのモルディブ”とも呼ばれています。静かで安全なリゾート地として人気です。
今回私たちは、そんなリペ島に4泊5日で行ってきました!
場所と行き方
リペ島があるのはタイの最南端。
マレーシアのランカウイ島からもアクセス可能です。
バンコクからリペ島への行き方
バンコクからは、飛行機と車とボートを乗り継いで行きます。
平均所要時間は約10時間!
実際の私たちのルートとそれぞれの所要時間、かかった費用を詳しく紹介します。
私たちのルートと所要時間
-
自宅 → スワンナプーム空港(車/約40分)
-
スワンナプーム空港 → ハートヤイ空港(飛行機/約1時間半)
-
ハートヤイ空港 → パクバラ港(車/約2時間)
-
パクバラ港 → リペ島(スピードボート/約2時間)
バンコクからハートヤイ空港【飛行機】
私たちは早朝5時にバンコクの自宅からスワンナプーム空港までタクシーで移動。(約40分)
そこから飛行機でハートヤイ空港へ。
今回乗った飛行機は「Air asia」でした。

約1時間30分で、ハートヤイ空港に着きました。

ハートヤイ空港に着いた後、次の移動まで2時間ほど空き時間があったので、空港近くのカフェ「SUBURB COFFEE ROASTERS」へ寄り道。
空き時間にカフェタイム【SUBURB COFFEE ROASTERS】

空港からタクシー配車アプリ(BOLT)で車両を探し、車で約15分。
雰囲気もよくコーヒーも美味しい!


敷地も広くて写真映えするスポットもいっぱいでした!

このカフェの魅力について、詳しくご紹介している記事はこちらです。
待ち時間を有意義に使いたい方におすすめです!
空港から港まで【車】
その後は、事前にKLOOKで往復予約しておいた送迎サービスを利用しました。
車(約2時間)+スピードボート(約2時間)でリペ島へ向かいます。
空港の7・8番出口前に集合。

ここにはセブン・イレブンがありました。
車に乗る前に、飲み物やちょっとした食べ物を買うことができます。

乗った車両はこちら。10人乗りのワゴン車でした。

私たちの他に、2家族の利用者さんが乗っていました。
それぞれの席はゆったりとしています。

約2時間、途中でトイレに行きたくなった場合などは、ドライバーさんに言えばガソリンスタンドなどに寄ってくれます。
パクバラ港に着いたら、こちらの建物内でボートのチケットを受け取ります。

車を降りてから、ボート乗り場の集合時間までに少し空き時間(約30分)があったので、パクバラ港近くの「ก๋วยเตี๋ยวเนื้อฮารูน」でサクッと昼食をとりました。


注文してすぐに料理が運ばれてきて、クイッティアオもカオマンガイもとても美味しかったです!


お店の中はエアコンが効いていて涼しいです。

テーブルや椅子は清潔で、ソファ席もありました。

メニューはこちら。

また、このお店の隣にセブンイレブンがあったので、飲み物やお菓子を購入しておきました。
パクバラ港からリペ島まで【ボート】
集合時間になったのでボート乗り場へ。


ここがボート乗り場への入り口です。


ここから乗り場まで少し歩きます。

道の両脇には、服屋さんやお土産屋さんなどの屋台が並んでいました。


写真を撮ってくれるサービスがついたツアーなどもあるようで、写真がたくさん並んでいました!

ボート乗り場の建物の前まで来ました。ここで入島料を支払います。

タイ人価格と旅行者価格があります。
タイ在住でも、タイの身分証明書を持っていない人は全員旅行者料金です。
私たちは、大人2人と子供1人だったので、560バーツ支払いました。
行く島によっても変わるみたいなので、行き先を伝えましょう。
現金支払いのみなので、必ず現金を持参してください!


ボート乗り場の待合室は広くて、座るところもたくさんあります。



プラスチックの椅子ですが、30分程度の待ちなら十分ですね。

ここでチケットを渡すと番号札が配られました。


ボートに乗っている2時間は、トイレに行くことができないので、乗車前に必ずトイレを済ませておきましょう!
乗車時間になったら呼ばれるので、待合室の外に出ます。


ここで番号札の順に並びます。
全員揃ったらボートに乗り込んで行きます。私たちの番号が65番〜67番で、最後の方だったので乗客は70名くらいだったかと思います。
荷物はスタッフが船に乗せてくれます。

席はランダムなので空いているところに座ります。
ぎゅうぎゅう詰めです!

ちなみに…、行きのボートは海が大荒れで大揺れ…!!まるで波と格闘しているような感覚で、大変でした。
娘は自分が飛ばされてしまうんじゃないかと怖くて泣いていました。
というのも、ふわっと飛んで席からお尻が離れてはボートが海に打ち付けられてどすん!と椅子に落ちる、の繰り返しでした。
2時間アトラクションに乗っている感じ!笑
スリル好きな方は楽しめるかもしれませんね。
実際に、近くに座っていた方は、楽しそうに叫んでいました!
私は船酔いするので本当に辛かったです。。。
でも、普段船酔いをしない人も船酔いするほどの揺れだったようで、大多数の乗客が耐えきれずビニール袋を手にしていました。(途中で配られました)
乗り物酔いが心配な方は酔い止め必須です!
しかし帰りのボートは揺れが少なかったので、ボートの揺れに関しては、海の状態にかなり左右されると思います。
ボートの揺れは予想外だったものの、Klookさんで事前予約をしておいたおかげで、行きも帰りもとてもスムーズに、心配や不安もなく移動することができました!
-
ボートの揺れが激しい日もあり(酔い止め必須)
-
飛行機と車の乗り継ぎ時間に注意
それぞれの移動費
家からリペ島までの往復でかかった費用は以下です。
(家族3人の合計です。)
・自宅からスワンナプーム空港 タクシー往復/約3000円
・飛行機 往復/約10万円
・ハートヤイ空港からリペ島 車+ボート往復/約2万円(Klook)
・リペ島の入島料金/約2500円
家族3人でバンコクからリペ島の移動費は合計約13万円でした。
タイのソンクラン休みでこの価格なので、大型連休を外したり、雨季などのローシーズンを選べば、もう少し安く行けると思います。
【リペ島上陸】ホテルまでの移動と島内の雰囲気

港に着いたら、先に乗客が降ろされ、その後荷物が降ろされるのを待ちます。

船を降りて港から海を見て感動!!
青い海と空、海の透明度も高くて、頑張ってここまできた甲斐があった!とこの時点ですでに思いました。

ちなみに、Klookさんで予約したボートは「ブンダヤ港」発着でした。
別の港もあるので、確認しておいた方が良さそうです。

ブンダヤ港のトイレは一回10バーツで利用可能です。
ここも現金のみ、コインを持っておく必要があります!

港では、それぞれのホテルのドライバーがホテル名の書かれた札を首から下げて待っていました。

事前にホテルへ送迎をお願いしておくとスムーズです。
今回宿泊したホテルには、10人くらい乗れる車両もありましたが、私たちは乗り切れなかったため、バイクに荷台がついたローカルな乗り物に乗って移動!

実際に乗ってみると、ちょっとスリリングだけどすごく楽しくて、ボートでの船酔いがまだ残っていた私も、娘と一緒にキャーキャー言いながらいつの間にか笑顔になり、気分も良くなっていました。


タイによくある乗り物の、シーローやトゥクトゥクなども楽しいですが、こんな風に前がしっかり見える乗り物はなかなかないです!
風を切って進む感覚や、島の風景を見ながらの移動で、旅気分が一気に高まりました!
リペ島内の移動はこの乗り物が主流なので、リペ島滞在中にぜひ乗って見てくださいね♩

島は思っていた以上にコンパクトで、港からホテルまではあっという間でした。
途中、舗装されていない道を通ったりもして、自然を感じました。
ホテルについて

今回私たちが宿泊したホテルは「Idyllic Concept Resort」と「SITA BEACH RESORT」です。
それぞれのホテルについて、メリットやデメリットも含め、レビューしていきます。
宿泊先レビュー①|Idyllic Concept Resort(アイディリック・コンセプト・リゾート)

今回はこのホテルに3泊しましたが、まさに理想的なリゾートでした。
お部屋は清潔感があり、とても良い香りがしました。


とても心地よく、アメニティも充実していて、文句なしの快適さ。

グレードの高いお部屋ではなかったですが、大きなバスタブもあり、別でシャワールームもありました。
バスルームは広々してとても清潔でした。

お部屋からは、緑いっぱいのガーデンが見えました。
目から癒される眺めでした。

お部屋によっては、レストランや海までが遠く、階段を上り下りしなければならないこともあります。

朝食会場からは海が見えました。
開放感のある会場で、朝食のラインナップも豊富でした。


特にデリ風のサラダが美味しく、洋食派さんも満足な内容だと思います。




プールは2つあり、一つはプールアクセスのお部屋があるプール。

もう一つは海を眺められるプール。

プールバーがあるのも最高です。

また、バーの近くには海を眺めながらゆっくりできる「スターバックス」もありました。

ジムも併設されていて、ホテル宿泊者はいつでも利用可能です。
機材の種類が豊富!筋トレ好きにはたまらない充実度でした。




ホテル敷地内には多種の南国植物があり、植物の観察も楽しめました。


ビーチの砂は、細かすぎず荒すぎない砂でした。
粒子の細かい白砂のビーチは海の色が綺麗ですが、水着の繊維に砂が入り込んでしまって洗ってもとれなくなるケースがありますが、このビーチの砂はその心配がなく、安心して遊べました。

エメラルドグリーンの海はとても綺麗でした。

このビーチはサンライズビーチ。
早起きして見る朝日は絶景で、地平線から太陽がのぼる瞬間はまさに息をのむ美しさ。


朝は絶対早起きしてこの景色を見てほしいです!
夕方は引き潮で沖まで歩いて魚の観察もでき、親子で楽しめました。


大きいのから小さいのまで、ヤドカリがたくさんいました♩

夕方の移り行く空も本当に綺麗で、うっとりしました。

ホテルから、ウォーキングストリートまでは徒歩約10分。
ウォーキングストリートは様々なお店があり、夜は特に賑わっている通りです。
時間は決まっていますが、無料のシャトルサービスもありました。
歩いてすぐなので、昼食や夕食をウォーキングストリートで食べることができてよかったです。


-
お部屋:綺麗で良い香り、アメニティ豊富、清潔感◎
-
客層:西洋人が多く静かで落ち着いた雰囲気
-
プール:2つあり、ビーチ側にはバー付き。景色も雰囲気も最高!
-
ジム:器具の種類が非常に豊富で、ジム好きには天国
-
朝食:特にデリサラダが美味!他も品揃え豊富
-
ビーチ:透明度が高く、干潮時は遠浅になり魚観察もできる
-
朝日:サンライズビーチなので、早起きして朝日を見るのがおすすめ
-
立地:ウォーキングストリートまで徒歩10分ほど
-
ホテル敷地内:南国植物が豊富で散策が楽しい
-
その他:併設カフェにスタバあり
- 敷地内移動:部屋によっては海やレストランまでの階段移動が大変
宿泊先レビュー②|SITA BEACH RESORT(シタ・ビーチ・リゾート)

このホテルには1泊しました。
トラブルがあり、急遽泊まったホテルです。トラブルについては「宿泊トラブルと注意点」へ。
体調を崩した状態でのチェックインにも関わらずスタッフがとても親切で感動しました。



部屋は広く清潔感もありますが、やや古さは否めず、タイらしさのあるアジアンティックな内装。





トイレやシャワールームも清潔でした。


私が泊まったお部屋は、湯船が外にありました。(バルコニーのようなところ)

アメニティは一通り揃っていました。


蚊が多くて落ち着けなかったのがやや残念でしたが、朝食は思っていたより充実。



















プールの横には、ちょっとした子供向けの遊具があり、ファミリー向けとしても良いと思います。


白砂のビーチはとても美しく、海の色も綺麗でした。



訪れたのがソンクランだったため、水掛けの用意がされていました。
早く体調が良くなりますようにと手を合わせました。

こちらのリゾートは大変敷地が広く、またかなりの高低差があります。
途中まではシャトルに乗ることができますが、階段のみの道もかなり長く、お部屋によっては海やプール、レストランのあるところまでかなりの距離を歩くことになります。



プールは二つあり、一つは丘の上にありました。

このプールからの景色はとてもよかったです。

-
対応:体調不良の中、丁寧に対応してもらいとても助かりました
-
お部屋:アジアンチック、広いが古さあり、蚊が部屋に常時いてやや不快
-
清潔感:まずまず清潔
-
朝食:思ったより充実していたが、味は普通
-
プール:子ども向けの簡単な遊具あり
-
ビーチ:砂が細かくてとても綺麗
- 敷地内移動:部屋によっては海やレストランまでの階段移動が大変
宿泊トラブルと注意点
実は、本来は別のホテルを予約していたのですが、トラブルがあり急遽変更をするという事態が発生しました。
その経緯は以下です。
チェックインして部屋に入った瞬間、強烈な異臭があり、元気だった7歳の娘が直後から嘔吐を繰り返す事態に。
10回以上も吐き続け、これはただごとじゃないと判断し、宿泊を断念しました。
リペ島内で一番綺麗なビーチのホテルだったので、大変残念でした。

しかし、このような経験から、ホテル選びの重要性を今回強く感じました。
体調不良や施設の衛生面、においなど、写真や口コミだけではわからない部分もあるので、慎重に選びたいですね。

【おすすめグルメ】安くて美味しいレストラン&カフェ
「Idyllic Concept Resort」近くのローカル店や、ウォーキングストリートで利用したレストランを紹介します。
【Nokkamin Home】安くて美味しい地元料理

「Nokkamin Home」は安くて美味しいローカルご飯が食べられるお店です。
テイクアウトにも対応してくれたので、ホテルのお部屋で食べました。
ピンク色の小さなお店です。
【Hua Mum Seafood】ボリューム満点のシーフード

海鮮好きにおすすめの「Hua Mum Seafood」では、好きな食材をその場で選んで調理してもらえます。


多くのお客さんで賑わっていました。

メニューはかなり豊富でした。
お値段は少し高めかなという印象でした。


スムージーもあり、種類が豊富でした。


テーブルや椅子はたくさんあります。


イカ焼きや魚の蒸し煮など、シーフード中心のものを選びましたがどれも美味しかったです。
ガパオは青唐辛子入りで結構辛かったです。




【Paolo Italian Pizza】本格ピザが味わえるテイクアウト専門店

リペ島で大人気の石窯ピザ屋さん「Paolo Italian Pizza Koh Lipe」。
その場で石窯で焼いてくれるピザは、絶品でした!

ピザの種類が豊富で、四角いピザです。


食べやすいように4等分にしてくれます。



私たちが食べたのは、「プロシュート」「4チーズ」「マルゲリータ」の3種類。
なんとここのピザ、どれを選んでも1枚100バーツ!とお安いのもあって大人気!常にお客さんが絶えません。

席数は少ないので、お持ち帰りピザ屋さんですが、私たちは運良く座ることができました。
席はカウンター席が7席くらい。

ピザは焼きたてが一番美味しいので、ここで食べられてよかったです♩

リペ島に行ったらぜひ試してみてほしいお店です♩

【Home made gelato koh lipe】パタヤビーチ側にある島内最安のジェラート店

アイス好きには、「Home made gelato koh lipe」(パタヤビーチ近く)がコスパ最強!
他のジェラート屋さんよりも安くて美味しく、ちょっとした休憩にぴったりでした。

【Mojo Mini】行きたかったけど今回は行けず…次回リベンジ予定!

気になっていたカフェ「Mojo Mini」。
夜は営業していないカフェで、昼間は海やホテルを満喫していたので結局行けませんでした。
小さなお店だけど、おしゃれな雰囲気でした。


【なんでもある】ウォーキングストリート

リペ島のメイン通り「ウォーキングストリート」は、おしゃれなバー、レストラン、スーパーマーケット、ドラッグストア、観光案内所、コンビニなどなんでも揃っている便利な通りです。
おしゃれなレストラン





雑貨屋さん








旅の思い出に、リペと描かれたマグネットを購入しました。

BAR



ドラッグストア

スーパーマーケット







リペ島の物は、島価格のようでバンコクで買うより30%くらい値段が高かったです。
例)コアラのマーチは20バーツ→30バーツ(10バーツ増し)
パタヤビーチでは、ファイヤーショーが行われていました。

ウォーキングストリートに直接繋がっているパタヤビーチは人が多く、賑わっていました。

子連れで楽しむリペ島旅行

手付かずの自然や、綺麗な海、砂浜、生き物、植物など子供の好奇心をくすぐるものがたくさんあるリペ島の旅では、子供の健全な発達にとても良い影響を与えてくれると思います。
また、ゆっくりリラックスして家族みんなで過ごせる離島での数日間は、家族の絆を深め、より良い親子関係を築くことができるのではないでしょうか?
-
KLOOKなどで事前予約しておくと安心
-
トラブルに備えて、予備の宿泊先情報をチェック
-
酔い止め・虫よけは必須アイテム
-
朝日・夕日・干潮時のビーチ散策は絶対に体験してほしい!
まとめ

海・空・風・朝日・星空すべてが美しく、まさに天国のようなひとときを過ごすことができるタイ最後の秘境「リペ島」。
辿り着くまでに、体力も気力も時間も要する場所ではありますが、最高の景色を眺めながらゆっくり過ごすことができるこの島での5日間は、大変なこともあったけれど、素敵な思い出です。
特に「Idyllic Concept Resort」で過ごした時間は最高でした。おすすめのホテルです。
子連れ旅でも無理なく楽しむために、準備や対策、心構えは必要ですが、間違いなく素敵な旅になると思います。
ぜひ次回の旅先の候補にしてみてくださいね♩