シンガポール住居の特徴と探し方のコツ☆

シンガポール住居の特徴

シンガポールはローカルの人が住むマンションと、外国人用に作られたマンションとが明確に区別されています。そこで、まずはそれぞれの住居の特徴を押さえておきましょう。*全て2015年12月末時点の情報です。
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*チョンバルにあるHDB群

1. コンドミニアム(Condominium )の特徴

  • 「Condo = コンド」と略される。
  • 外国人とシンガポール人の富裕層だけが住むアパート、マンション。
  • 家賃は月SGD 3,000 – SGD 10,000以上の物件まで場所と広さによる。
    *SGD 3,000 = 為替86円で計算すると約26万円!これでも安い方です。
  • 概ねSGD 5,000前後の物件が多い
  • 2ベッド=2LDKタイプ、3ベッド=3LDKから選ぶ形になる。
  • ベランダは最近出来た物件しかついていない。洗濯物はランドリールーム内に干す物件多し。
  • 建築会社は作るだけで売却する。2年間の保証期間があるが、それを過ぎた物件はオーナー負担で全て補修。
  • 必ずプールとフィットネスセンターが付いている。
  • 不動産会社は仲介するだけ、物件持っていない。
  • 1990-2000年頃に作られた物件→低層マンションが多く、広くてしっかりした作り
  • 2000年以降の物件→高層マンションが多く、狭くて不具合が多い。

私が衝撃を受けたのは、家賃の高さと不動産会社のスタイル。家賃は東京の3倍程度と考えておきましょう。またコンドは一部屋ずつオーナーが違っていて、個人所有がほとんど。不動産会社は仲介して手数料を取るだけです。

2. 公営住宅(HDB)の特徴

  • 現地人が大半だが、外国人でも住む権利はある。
  • シンガポール政府が作る公営住宅
  • 政府から買うか、借りるかを選ぶ。外国人は買う権利なし。
  • 長く住むことが前提なのでコンドよりしっかりした作りだと言われている。
  • 家賃は決して安くない、コンドより20-30%安い程度

3. その他、一軒家、ルームシェアなど

  • 一軒家は再開発により、どんどん高層マンションに建て変わり年々姿を消しているが、あるにはある。
  • コンドと比べると多少安価な一軒家やHDBを借りてルームシェア。



住居探しの段取りはどうしたらいいの?

コンドの部屋ごとにオーナーが違うこともあって不動産仲介業者が多くいます。
サラリーマンの方であれば会社で契約している業者、個人でこられる方であれば、現地の不動産会社・業者をインターネットで探すと良いでしょう♪まずは業者へコンタクトしましょう。

Step 1. 自分の希望する細かな条件を業者へ伝える

Step 2. 業者がアレンジして下見へ→1日で10件以上見れる

Step 3. 目処をつけておいて家族で下見へ

Step 4. 契約、通常2年ごとで月払いです

*外国人の入れ替わりの激しい11〜12月、日本人の入れ替わりの激しい2〜3月はすぐに良い物件が埋まってしまいますので、慎重かつ早くに決められることをお勧めします。


住居エリア

セントラルエリア

  • オーチャード、リバーバレー、チョンバル、レッドヒルなどシンガポール中心に近い市街地。
  • 家賃は SGD 5,000 以上が多い(日本円で約43万円以上、為替86円)。高い。
  • オーチャード付近にある日系のスーパー明治屋や高島屋、伊勢丹に近いため日本人に一番おすすめのエリア。
  • 日本人が多く住んでいるため、日本人相手のサービス(子供の塾や習い事のスクール、病院、和食レストラン、スーパー)が最も多いエリア。
  • レッドヒルなどの再開発エリアは、不便だがリーズナブルな家賃の場所あり。

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*セントラルエリアのシンガポールリバー沿いにある、おすすめのレストラン街(クラークキー周辺)。リバーバレーやオーチャードにもほど近くしょっちゅう行く場所。イタリアンや日本料理・おしゃれなバーが充実。

サウス・ベイエリア

  • マリーナベイより若干東の方にあるエリア。
  • 私は水場の近くが嫌いなので見ませんでしたが、新しい高層マンションが多く現地人にも人気エリア。
  • 市街地からは少し離れているため、公園や緑が多く閑静でゆったりとしています。
  • 家賃は SGD 4,500前後。

ウェストエリア

  • ホランド・ビレッジ、クレメンティーなど。
  • ホランド・ビレッジは欧米人が多く、おしゃれなレストランで洋食が楽しめる場所として有名。
  • 家賃は SGD 4,500前後。
  • クレメンティーは再開発が進み伊勢丹も進出している。また近くには日本人学校(小中学校、高校)もあり子供の教育にも困らない。
  • 中心街からやや遠いことが難点だが、住みやすいところではある。

ノースエリア

  • シンガポール人が住むHDBが数多くありコンドの物件は少ない。
  • 市街地からタクシーで15分程度と立地もよいため、生活には困らない。
  • 家賃SGD 4,000前後でも物件が見つかり、リーズナブル。
  • ただし水場が近いことが難点で私は見ませんでした。。。

イーストエリア

  • チャンギ国際空港をよく利用する人におすすめ。タクシーで10分程度で着いてしまいます。
  • 市街地から離れているため、閑静でゆったりとしたエリア。
  • 買い物やレストランなどはあまり充実しておらず不便。
  • 家賃は SGD 4,500前後。



家探しのポイント

  • 新築は絶対に止めておく。築3-10年の物件が望ましい

    シンガポールでの新築は「トラブルがあることが前提」です。
    新築コンドでは水道・換気・ガスのトラブルが必ずと言っていいほどありますので、止めておきましょう。
    ただ、古くなりすぎると今度は老朽化によるトラブルがあるので、築3−10年程度の物件が理想的です。

  • お墓の跡地、戦争の跡地…は辞めておく

    スピリチャル的な話しをあまりしたくはないのですが・・・私は人の目に見えないものが見えてしまうので、どうしても仕方がないのです。住居を決める時に一番重要度が高い項目で他のことよりもまず、その土地の雰囲気と気の流れを最も重視します。

    特にシンガポールは血塗られた歴史があり(日本軍による華僑処刑、華僑とマレー人の紛争などなど。。。)、土地が悪かったり霊魂が残っている場所が非常に多いので注意が必要です。

    現地の不動産会社は情報を持っているので、「戦時中の処刑場跡地ではないか?」「水場に近すぎないか?」「以前にお墓があった場所じゃないか?」しつこく聞きましょう。場所を誤るとご家族の健康を害します。

    ちなみに私はこちらへ来て住居を決める際、15件ほど物件を見たのですが、コンドの中に何かいたり、周辺に何かいたり・・・と問題だらけで結局1つの物件しか選べませんでした・・・

  • 水回りのチェックは入念に

    「下水の匂いが気になる」「シャワーの出が悪い」「排水が流れない」などなど、水回りのトラブルがとても多いです。日本の感覚でいてチェックが甘いと後々、とんでもないトラブルが発生しますのでチェック時には良く見ておきましょう!!

  • 日本からは極力何も持ってこないこと

    コンドはどんな物件でも必ず家具・家電付きのオプション(SGD 300 前後)が選べますので、付けましょう。家具・家電は生活に必要なものは揃っていて、アイロンや掃除機といった細かい家電はオプションに入っていないケースも物件によってはあります。だからと言って細かい家電を持ってくると、電圧が違うのですぐショートして壊れます。変圧器を使って・・・ということもできますが、アイロンがギリギリ使える程度ではないでしょうか?家電・家具で必要になったものはその都度現地で買いましょう。

  • 地下鉄(MRT)の駅が近いと便利

    シンガポールはタクシー・バス・地下鉄、どの移動も便利ですが、バスはややこしく、タクシーはお金を使いすぎますのでMRTを使用したいところです。駅から歩ける物件をおすすめします。

  • 日本人学校の場所を押さえておく

シンガポール住居のトラブル集も作りました

日本では信じられないようなことが普通にありますので、まとめてみました。

詳しくはこちらの記事をどうぞ~。

シンガポール住居のよくあるトラブル集【シンガポール住居の特徴】

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