「11月にタイ旅行を計画しているけど、天気や服装はどうなんだろう?」 「乾季の始まりって、本当に過ごしやすいの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか? 長かった雨季が明け、タイが一年で最も過ごしやすくなる「乾季」のスタートが、まさに11月です。
9月のようなスコールの心配はほとんどなくなり、カラッとした最高の気候が続きます。
この記事では、11月のタイのリアルな天気と、それに合わせた最適な服装、必須の持ち物、注意点、そして特に子連れファミリーにおすすめの楽しみ方まで、タイでの過ごし方がもっと楽しくなる情報を網羅的に解説します!

11月のタイの天気は?|「ベストシーズンの始まり」を都市別に解説
長かった雨季が終わり、11月のタイはいよいよ最高のシーズンの到来です。
雨期のような突然の雨に降られることもほとんどなくなり、からっとした気持ちの良い晴天が続きます。
ただ同じ11月でも、タイは南北に長い国なので訪れる都市によって気温や天気は少しずつ異なります。
人気の観光地であるバンコク、チェンマイ、プーケット、サムイ島、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう!
11月のタイ主要都市の天気・気温・降水量
バンコク(中心部):乾季の始まりで、雨はほとんど降らず安定した晴天が続きます。湿度が下がりカラッとした陽気になるため、街歩きや寺院巡りなど外の観光には最高の季節です。
チェンマイ(北部): 一年で最も過ごしやすい季節。日中は快適ですが、朝晩は20℃を下回ることもあり肌寒く感じられます。カーディガンなど、寒暖差への備えがあるとよいと思います。
プーケット(南部): 雨季から乾季への「移行月」。月後半にかけて天気はどんどん安定しますが、特に上旬はまだ雨季の影響が残り、まとまった雨が降ることも。波は穏やかになり始め、マリンスポーツのシーズンが始まります。
サムイ島: 他の地域とは異なり、11月は雨季のピークにあたります。降水量が一年で最も多くなるため、ビーチでのんびり過ごしたい方には不向きなシーズンです。
都市名 | 平均気温 | 最高気温(目安) | 最低気温(目安) | 降水量(目安) |
バンコク | 29℃ | 33℃ | 25℃ | 47mm |
チェンマイ | 26℃ | 32℃ | 22℃ | 30mm |
プーケット | 28℃ | 32℃ | 25℃ | 207mm |
サムイ島 | 27℃ | 30℃ | 24℃ | 430mm |
東京 | 13℃ | 17℃ | 9℃ | 85mm |
※気温や降水量は年によって変動があるため、あくまで目安としてご活用ください。
11月の平均降雨日数
都市名 | 平均降雨日数 |
バンコク | 約5日 |
チェンマイ | 約2日 |
プーケット | 約14日 |
サムイ | 約15日 |
プーケットは 雨季から乾季への「移行月」、サムイ島は11月が雨季のピークにあたるため、降水日も多くなります。

乾季は11月から始まり5月ごろまで続きますが、雨期明けの12月ごろの海が一番きれいでした!

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「雨季の様子も知っておきたい!」という方は、こちらの9月の天気に関する記事もぜひ。違いが分かると、11月の素晴らしさがより実感できるはず。

11月のタイ旅行に最適な服装|乾季と寒暖差対策が鍵
基本の服装選び 4つのポイント
日中は夏服でOK!
日差しは強いので、Tシャツやワンピースなど通気性の良い夏服が基本です。
「薄手の羽織もの」は絶対に手放せない!
朝晩の涼しさや、商業施設の強すぎる冷房に対応するため、カーディガンやパーカーは必須です。
チェンマイへ行くなら「もう一枚」を
チェンマイの朝晩は想像以上にひんやりすることも。少し厚手のカーディガンやパーカー、大判のストールなど、さっと羽織れるものが一枚あると、夜のマーケット散策なども快適に楽しめますよ。
足元はサンダル&スニーカー
雨の心配が少ないので、歩きやすいスニーカーも活躍します。もちろんサンダルもOKです。

子育てママのサンダルは、歩きやすくて疲れにくいのが一番!
タイ在住のママたちの間では、ナイキの「エアマックスシリーズ」やOOFOS(ウーフォス)のサンダルが特に人気でしたね。
【要注意】場所別ドレスコード|これだけは守ろう
寺院(ワット)
乾季でもルールは同じです。肩と膝が隠れる、露出の少ない服装を心がけましょう。
高級レストラン
少しお洒落なレストランやルーフトップバーへ行く際は、男性は長ズボン、女性もビーチサンダルは避けるのがマナーです。

11月のタイ旅行|乾季の必須持ち物リスト
雨季とは少し持ち物が変わります。日差しと寒暖差対策が中心です。
日焼け止め、サングラス、帽子
乾季の日差しは強烈です。紫外線対策は万全に。
羽織もの
前述の通り、カーディガンやパーカーは必須です。
虫除け
雨季よりは少ないですが、蚊は一年中います。「デング熱」には気を付けて!
折りたたみ傘
スコールはほぼありませんが、万が一の雨や強い日差しを避ける日傘として、晴雨兼用タイプが一つあると便利です。
11月のタイ旅行|乾季のタイで気をつけること
寒暖差による体調管理
特にチェンマイなど北部では、日中と朝晩の気温差が10℃以上になることも。羽織もので上手に体温調節を!
水分補給はこまめに
乾季は日差しがとても強く、気温も高いので、たくさん汗をかきます。
観光に夢中になっていると水分補給を忘れがちなので、こまめに休憩をとって、意識して水分を摂るようにしてくださいね。
観光客の増加
11月はハイシーズンの始まり。人気の観光地やレストランは混雑し始めるので、計画は余裕を持つのがおすすめです。
さらに11月はチェンマイで行われるロイクラトン祭りの時期。バンコク・チェンマイは特に観光客が多い印象です。

11月のタイ旅行|乾季を子連れファミリーで満喫する賢い過ごし方
乾季のタイは気候が最高なので、子連れで楽しめる屋外アクティビティが盛りだくさん!雨の心配をせず、思いっきり外で遊べる計画を立てましょう。
1. 光のお祭り「ロイクラトン」「コムローイ」で感動体験を
11月のタイ旅行のハイライトは、やはり「ロイクラトン」や「コムローイ」。
自分たちで飾り付けた灯篭(クラトン)を川に流したり、数百数千のランタンを一度に空に舞いあげる。
その光景は、子どもの心にも深く残る、美しくて感動的な体験になります。

もっと詳しく知りたい方へ!
ロイクラトン祭りの日程や、子連れでも参加しやすい観覧スポットの詳細はこちらの記事で徹底解説しています!



2. 公園でのんびりピクニック&動物に会う
涼しい風が吹く乾季は、公園でのんびり過ごすのに最高の季節です。
バンコクなら、都心にある「ルンピニー公園」で遊んだり、少し足を延ばして「サファリワールド」で動物と触れ合うのも楽しいですよ。

ルンピニー公園の名物、安全なミズオオトカゲに会えるかも⁉

3. 少し早めの時間から「ルーフトップ」体験
「ルーフトップバーは大人だけの場所…」と思っていませんか?
実は、バンコクには子連れOKのルーフトップバーも数多くあり、夕方の早い時間帯からオープンしているお店も多いです。
夕暮れからディナー前の絶景タイムを子連れで楽しむことができます。
空がオレンジ色に染まっていくのを眺めながら、子どもはフルーツジュース、大人はモクテルで乾杯、なんていうのも素敵な思い出に。
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「他にも子連れで行けるルーフトップバーはないかな?」と思った方は、こちらの記事も必見です。わが家が実際に泊まったホテルの宿泊記もまとめています。

4. 街のイルミネーションやクリスマスツリーを楽しむ
11月下旬になると、バンコクの主要なショッピングモール(セントラルワールドやアイコンサイアムなど)周辺では、豪華なクリスマスイルミネーションが始まります。
キラキラした飾りに、子どもたちのテンションも上がること間違いなし!
まとめ|準備を万全にすれば11月のタイ旅行は最高の思い出になる!
11月のタイは、気候の良さ、そしてロイクラトンという特別なイベントが重なる、本当に魅力的な月です。
航空券も年末年始ほど高くはない、まさに「狙い目」のシーズン。この記事を参考に、最高のタイ旅行を計画してくださいね!