
「子連れでのタイ旅行、荷造りが一番大変…」

「何を持っていけばいいか分からないし、忘れ物がないか心配…」
旅行の準備で、一番頭を悩ませるのがパッキングですよね。特に子連れだと、オムツに着替えにおもちゃに…と、荷物はどんどん増える一方。
この記事では、バンコク在住の私が、「現地で買える物」と「日本から持っていくべき物」を賢く仕分けるための、リアルな持ち物リストを徹底的に解説します!
【新常識】今のバンコクは「ほとんどの物が現地で買える」
まず、大前提として知っておいてほしいことがあります。 一昔前のガイドブックとは違い、今のバンコクでは、基本的にほとんどの物が現地で買えます。
フジスーパーのような日系スーパーはもちろん、無印良品、ニトリ、ダイソー、マツモトキヨシ、そして「ドン・キホーテ」まで進出しており、日本の製品も本当に驚くほど簡単に手に入ります。
では、この持ち物リストの意味は何か?というと、そうは言っても
- 日本から持っていかないと本当に困るもの
- タイで買うと、値段がすごく高かったり品質がイマイチだったりするもの
を、私の在住経験から厳選してご紹介することなんです。
このリストを参考に、「これは日本から」「これは現地で」と賢く仕分けして、荷物も心も軽く、最高のタイ旅行に出かけましょう!
この記事では、まず最初に「印刷もできる持ち物チェックリスト」を掲載し、その後に各項目の詳しい解説を載せています。 まずはリストで全体像を掴んでみてくださいね!
印刷もできる持ち物リスト
旅行直前の最終確認に使えるように、「機内持ち込み手荷物」と「預け入れスーツケース」に分けてリストにしました。
【機内持ち込み手荷物リスト】
□ 貴重品・書類
- [ ] パスポート
- [ ] デジタルアライバルカード(TDAC)登録
- [ ] 航空券(Eチケット)
- [ ] 現金・クレジットカード
- [ ] 海外旅行保険証
- [ ] スマートフォン
- [ ] モバイルバッテリー
□ 子ども用(機内&到着後すぐ使うもの)
- [ ] オムツ・おしりふき(1日分)
- [ ] 離乳食・ベビーフード(1〜2食分)
- [ ] 子どものおやつ・水筒
- [ ] 飛行機用のおもちゃ・タブレット
- [ ] 子ども用の羽織もの
- [ ] 子ども用の着替え一式
- [ ] ポケットティッシュ
- [ ] 常備薬
- [ ] 抱っこ紐
【預け入れスーツケースリスト】
□ 衣類
- [ ] 着替え(日数分)
- [ ] パジャマ、下着、靴下
- [ ] 水着・ラッシュガード
- [ ] 帽子・サングラス
□ 洗面・衛生用品
- [ ] コンタクトレンズ・洗浄液
- [ ] 日焼け止け
- [ ] 虫除け
- [ ] 生理用品
□ 子ども用品
- [ ] 子ども用の歯ブラシ
- [ ] 離乳食・おやつ(残り日数分)
- [ ] 粉ミルク・哺乳瓶、洗浄セット
- [ ] 子ども用水着・ラッシュガード・ゴーグル・浮き輪(アームリングタイプがおすすめ)
- [ ] 水遊び用おむつ
- [ ] 食事セット(スタイ・スプーン)
- [ ] ベビーカー(預ける場合)
絶対に忘れてはいけない超・必需品
まずは、これがないと始まらない基本の持ち物から。パスポートの残存有効期間(6ヶ月以上)は、今すぐ確認してくださいね!
パスポート
残存有効期間が6ヶ月以上あるか、今すぐ確認を!念のため、コピーやスマホでの写真撮影も忘れずに。
航空券(Eチケット)
スマホでの表示が基本ですが、充電切れに備えて紙でも印刷しておくと、いざという時に本当に安心です。
デジタルアライバルカード(TDAC)登録
2024年から導入された電子入国カードです。事前にオンラインで登録を済ませておかないと入国できないので、絶対に忘れないでください!
現金(日本円・タイバーツ)
日本円は多めに。タイバーツは現地に着いてから、レートの良い両替所で替えるのが鉄則です。
クレジットカード
VISAかMastercardが便利。いざという時のために、海外キャッシング機能が付いているかも確認しておきましょう。
海外旅行保険証
子どもは急な発熱も考えられます。必ず加入し、証券のコピーや連絡先はすぐ出せるようにしておきましょう。
スマートフォン
SIMやeSIMの設定は日本で済ませておくと、タイの空港に着いた瞬間から使えて本当に楽ちんです。
★あわせて読みたい…タイ旅行のネット準備についてまとめています!ぜひこちらも読んでみてください。

モバイルバッテリー
子連れの場合スマホ命。アプリでタクシーを呼んだり地図アプリや写真撮影で、スマホの電池は驚くほど早くなくなります。今やこれも必需品です!
衣類・ファッションアイテム|乾季・雨季共通のポイント
タイは一年中暑いですが、「乾季(11〜2月)」と「雨季(5〜10月)」で少しだけポイントが変わります。
着替え(日数+2日分)
子どもは汗をかいたり汚したりする天才!すぐに乾く速乾性のTシャツが最強です。
薄手の羽織もの(必須)
モールやBTSスカイトレインの冷房対策、日焼け防止に。UVカット機能付きが◎。
水着・ラッシュガード
ホテルのプールを楽しむなら。日差しが強いのでラッシュガードは必須です。
帽子・サングラス
日差しから頭と目を守るために、大人も子どもも忘れずに。
濡れてもいいサンダル
急な雨やプールなどの水遊びに。クロックスタイプが万能です。
履き慣れたスニーカー
寺院巡りなど、たくさん歩く日用に一足あると安心です。
パジャマ
ホテルによっては薄いバスローブのみの場合も。子どもの寝冷え対策にもなります。
下着・靴下
汗をかくので、日数分より少し多めに持っていくと安心です。
【大人向け】洗面・衛生用品など
コンタクトレンズ・洗浄液
タイでも買えますが、土地勘がないと現調達は難しいので必ず持っていきましょう。
生理用品
現地でも買えますが、ゴワゴワしたりメンソール入りでスースーしたり(笑)。品質は日本のものが一番。使い慣れたものを持参するのが安心。

日傘
タイの強い日差し対策に。晴雨兼用タイプが一つあると便利です。
化粧品・スキンケア用品
タイのコンビニでも手に入れられますが、使い慣れたものが一番。
【子ども向け】衛生・食事・移動グッズ
子どもの快適さが、旅の楽しさを決めると言っても過言ではありません!
子ども用の歯ブラシ
タイのものはヘッドが大きいことが多く、子どもの口に合わない可能性が。小回りの利く日本製が一番です!
消毒ジェル・ウェットティッシュ
屋台など、すぐに手が洗えない場所で大活躍します。
ポケットティッシュ
タイには、日本のような「ポケットティッシュ」という概念がないんです…!!カバンやポーチにスッと入る、あのコンパクトなサイズのティッシュは、日本からいくつか持っていくと本当に重宝しますよ。

コンビニなどで売られているのは、日本でいうビニール入りの家庭用ティッシュのような、少し大きめのものがほとんどです。
子どもの水筒(マグ)と洗浄セット
水分補給は必須。小さなスポンジと洗剤があると、ホテルでサッと洗えて衛生的です。
食事セット(スタイ・スプーン)
使い慣れたものが子どもも安心。
ベビーカー・抱っこ紐
旅行のスタイルに合わせて選びましょう。
おむつ替えシート
公共の場所でも少し汚れていたりすることが…。気になる方は持参がベター。衛生的にオムツ替えができます。
オムツ袋
使用済みオムツを入れるのに。主流の100枚千円のパン袋だと、ちょっとしたごみ入れにもなるのでおすすめ。

【ママの最重要項目】医薬品・ヘルスケア|日本からの持参が必須!
<日本からの持参が必須の薬リスト>
子ども用の常備薬
最重要!解熱剤、風邪薬、整腸剤など。必ずお子さんが飲み慣れたものを日数分より多めに持参してください。
★あわせて読みたい…旅行先で急に子どもが発熱!病院に行きたいけどどうすれば…?そんな時にこちらのクリニックおすすめです!日本語OKでオンライン診療可能。しかもお薬も配達で届けてくれます!心強い…!!

大人用の常備薬
胃薬や酔い止め、総合風邪薬などは、タイの薬局で探すのは非常に困難。どうしてもの時は日系薬局チェーン『ブレズ薬局』さんへ。丁寧に現地のお薬を教えてくれますよ。

目薬
基本的にタイには目薬を売っていないので、コンタクト用やドライアイ用など、愛用のものがある場合は必須です。
<その他ヘルスケア用品>
爪切り
意外と必要になる場面があります。ニッパー型の爪切りは飛行機に持ち込むと没収されるので必ずスーツケースへ。
日焼け止め
現地でも買えますが、肌質によっては合わない可能性も。SPF50+で子どもの肌に合うものを準備がおすすめです。
虫除け
デング熱対策は必須。日焼け止め同様現地でも買えます。シールタイプ、ミストタイプなど使い慣れたものを。
【赤ちゃん向け】ミルク・離乳食・おやつ
ここは一番ケチってはいけない項目です。「大丈夫だろう」は禁物!お守りだと思って、必ず準備してください。
月齢の低いお子様連れの場合、食事関連は特に重要です。
離乳食
最重要!タイでもベビーフードは売っていますが、味が濃かったり、種類が少なかったり。そして日本製は値段も高いです。
お子さんが食べ慣れたものを日数分、必ず持参しましょう。
粉ミルク・哺乳瓶
使い慣れたものを。日系のスーパーでは明治の「ほほえみキューブ」が買えるようになりましたよ!(でも割高です。笑)

子どものおやつ
日本製のボーロや赤ちゃんせんべいなど、日本のお菓子も日系スーパーなどで買えますが、輸入品なのでかなり割高です。
かさばらない物を選んで少し多めに持っていくと、ぐずり対策の心強いお守りになりますよ。

【ママの裏ワザ】かさばるオムツは現地調達が正解!
子連れ旅行の荷造りで、スーツケースの半分を占領するのが「オムツ」ですよね。私の結論は、「オムツは現地調達が絶対におすすめ」です。
タイのスーパーへ行けば、パンパース、メリーズ、マミーポコ、グーンといった日本でもお馴染みのブランドがたくさん売られています。
おすすめは「日本からは初日と翌朝に使う分だけを持参し、残りは現地で買う」というスタイル。
これでスーツケースに大きな余裕が生まれます。

パッケージがタイ語で、細かい説明がわかりにくいのが難点。そんな時に最強の味方になるのが、Google翻訳アプリの写真機能!パッケージをカメラで写せば日本語に翻訳してくれるので、私もこれで何度も乗り切りました。
水遊び用おむつ
日本製のものが品質が良いので、日数分持参するのがおすすめです。タイのものはゴワゴワしていることも多々あります。

あると超・便利なもの(飛行機&滞在編)
これらがあると旅の快適度がぐっと上がるアイテムたちです。
エコバッグ
タイではレジ袋が有料な場合も。スーパーやコンビニでの買い物に。
飛行機用の子どもグッズ
音の出ないおもちゃ、お絵かきセット、シールブック、子ども用ヘッドホンなど、長時間フライトを乗り切るためのアイテムを。
子ども用タブレット・ヘッドフォン
飛行機の座席に設置して、動画を見せるのに超便利!親の手がふさがりません。
意外と不要だった物
大量のオムツ
前述の通り、現地調達でOK!スーツケースのスペースを有効活用しましょう。
分厚い長袖
乾季のチェンマイ以外なら、本格的な防寒着はまず不要です。
大量のおもちゃ
ホテルや飛行機で遊ぶ最小限でOK。現地でも意外なものが子どものおもちゃになります(笑)。
絆創膏
コンビニに売ってあるのでわざわざ日本から大量に持っていく必要はありません。
冷えピタシート
こちらもコンビニで手に入ります。
体温計
使い慣れたものがあると便利ですが、現地薬局でも買えます。
大人用のシャンプー・ボディソープ
コンビニで1回使い切りサイズがたくさん売っています。
歯磨き粉、ウェットティッシュ
コンビニで買えるので、現地のもので全く問題ありません。

まとめ:最高の準備で、最高の思い出を!
子連れ旅行の荷造りは、まるでパズルのようですよね。 でも、しっかり準備をすれば、それはそのまま現地での「安心感」に繋がります。
この記事のチェックリストが、あなたの家族のタイ旅行を、もっと楽しく、もっと快適にするためのお手伝いができたら、私もすごく嬉しいです。
忘れ物がないか最終チェックして、最高の思い出を作ってくださいね!