
こんにちは!10歳、7歳、3歳の子ども3人を育てるMayumi@haruto_airi_17です。
日本人に長年愛される観光地タイ。梅雨の時期を利用して、エキゾチックな文化や美しいビーチ、美味しいグルメを求めてタイ旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。
しかし!ちょっと待ってください!6月のタイは雨季が始まる時期。
日本人にとっては想像を絶するスコールとなることも。
バンコクに3人の子どもと暮らした経験を持つ筆者が、6月のタイのリアルな気候、旅行におすすめの服装、絶対に持っておくべき持ち物、そして在住者だからこそ知っている注意点を徹底解説します。
この記事を読めば、6月のタイ旅行もきっと快適にそして安全に楽しめますよ♪

6月のタイの気候:在住者が語る「蒸し暑さ」と「本格的なスコール」
タイは一年を通して高温多湿な熱帯性気候ですが、6月は本格的な雨季の到来。
日本の梅雨の蒸し暑さとはレベルが違います。日中は強烈な太陽が容赦なく照りつけ、アスファルトからの照り返しも強烈。ちょっと外を歩くだけで、汗が滝のように流れ出ます。 平均気温は30℃を超えるのは当たり前。
バンコクやチェンマイでは、体温を超える40℃近くまで気温が上昇することも珍しくありません。
しかし、6月は本格的な雨季の始まりでもあります。そのため、午後の決まった時間にまるでバケツをひっくり返したような激しいスコールが降ることが多くなります。
スコールは降るものの道路が冠水するレベルの雨量はまれ。突然の雨に備えて傘などの雨具持参がベターです。
この雨が降ると、ムワッと不快指数が上がることもしばしば。そんな時は、さっとシャワーを浴びて汗を流しリセットしていました。

地域差も考慮しよう
タイの気候は地域によっても異なり、北部、中部、南部で気温や降雨のパターンに違いがあります。
ここでは、タイ北部、中部、南部の都市、チェンマイ、バンコク、プーケット・サムイ島といった人気の観光地の 6月の気温を紹介しますね。
- バンコク・中部: 6月は雨季が本格化。スコールはほぼ毎日午後に発生する可能性があります。
- チェンマイ・北部: バンコクと同様に暑さが厳しいですが、朝晩は比較的過ごしやすいことも。山間部では雨量が多くなる傾向があります。
- プーケット・サムイ島・南部: 西海岸のプーケット側は本格的な雨季。雨の日が多くなります。 一方、東海岸のサムイ島は比較的雨が少ない傾向があります。
旅行の計画を立てる際は、目的地の気候の状況を確認することが重要です。
都市 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 降雨量 |
バンコク | 30℃ | 34℃ | 26℃ | 219.6mm |
チェンマイ | 30℃ | 34℃ | 24℃ | 127.7mm |
プーケット | 28℃ | 31℃ | 24℃ | 294.6mm |
サムイ島 | 28℃ | 31℃ | 24℃ | 109.1mm |
東京 | 22℃ | 27℃ | 18℃ | 182.2mm |
6月のタイ旅行は、「蒸し暑さとの戦い」と「スコールへの備え」がキーワードとなります。
各都市の6月の平均降雨日数は以下の通りです。本格的な雨季のため、5月と比較すると降雨量が増える傾向にあります。
- バンコク: 約16日
- チェンマイ: 約15日
- プーケット: 約21日
- サムイ島: 約15日

6月のタイ旅行:雨季でも快適に過ごす服装
6月のタイで快適に過ごすための服装は、「とにかく涼しいこと」、そして「頻繁に起きるスコール対策」の2点に尽きます。 日本の真夏の服装を基本としつつ、以下の点を意識しましょう。
素材は通気性・吸汗性重視
綿、麻、リネンなど、肌触りが良く、汗を吸ってすぐに乾く天然素材の服が最適です。ポリエステル繊維は暑く感じることもあるので避けましょう。
凝った服よりシンプルな服
風通しの良い、上からポンっと被ることができるロングワンピースなどおすすめ。
足元は濡れてもOKなもの
突然のスコールで足元が濡れる可能性が高いので、滑りにくい靴や、濡れてもすぐに乾く、またはレインブーツなど濡れても気にならない靴を。

羽織るものも忘れずに
レストランや商業施設内は、冷房が非常に強く効いていることがあります。薄手のカーディガンやパーカーなど、温度調節ができる羽織るものを一枚持っておくと重宝します。

特に飛行機の中や長距離バス移動中は極寒ということもしばしば。何かと役に立ちますよ!
場所によっては服装に注意
寺院
タンクトップ、キャミソール、ショートパンツ、ミニスカートなど、肌の露出が多い服装はNGです。肩や膝を覆う服装を心がけましょう。ストールなどを一枚持参しておくと、いざという時に役立ちます。

高級レストラン
スマートカジュアルな服装が求められる場合があります。事前に確認しておくと安心です。

6月のタイ旅行:雨季に必須!厳選持ち物リスト
6月のタイは本格的な雨季。突然のスコールや高い湿度に備えて、いつも以上に準備が大切です。
雨季のタイ旅行を快適に過ごすための持ち物リストをご紹介します。
折りたたみ傘(軽量かつ丈夫なもの): 急なスコールに備えて、常に持ち歩くのがおすすめです。日差しが強い時間帯は日傘代わりにもなる、晴雨兼用タイプが特に便利。
速乾性のある衣類: 汗をかきやすいので、綿や麻などの天然素材に加え、スポーツウェアのような吸汗速乾性のある素材の服を数枚持っていくと安心です。濡れてもすぐに乾くので、着替えの回数を減らせます。
防水加工のバッグカバーまたはエコバッグ: 大切なカメラや電子機器を雨から守るために、リュックサックやショルダーバッグに被せられる防水カバーがあると便利です。

エコバッグは、濡れたものを一時的に入れたり、お土産を入れたりするのに役立ちますよ!
防水性の高いサンダルや靴: スコールで道が水浸しになることもあります。濡れてもすぐに乾く素材のサンダルや、防水加工されたスニーカーなどがおすすめです。寺院などでの脱ぎ履きも考慮して選びましょう。
虫除けスプレー(DEET配合推奨): 雨季は蚊が最も多く発生する時期です。デング熱などの感染症予防のためにも、肌の露出を避ける服装と合わせて、効果の高い虫除けスプレーは必ず持参してください。
薄手の羽織もの: 屋内は冷房が強く効いていることが多いため、温度調節ができるカーディガンやパーカー、ストールなどがあると便利です。

スコールに降られた後にクーラーがガンガンに効いたモールに入ると…どうなるか想像つきますよね
ジップロックや防水ポーチ: スマートフォンやパスポート、現金など、濡らしたくない貴重品をまとめて入れておくと安心です。
速乾性のタオル: 汗を拭いたり、急な雨で濡れた体を拭いたりするのに便利です。マイクロファイバータオルはかさばらず、すぐに乾くので特におすすめです。
日焼け止め(SPF50+ PA++++): 雨季でも晴れ間は強く、日差しが想像以上に強いです。顔だけでなく、首、腕、足など、露出する部分にはしっかりと塗りましょう。

これらのアイテムがあれば、雨季のタイ旅行も安心して楽しめますよ。
6月のタイ旅行:在住者が教える!雨季に絶対に注意すべきこと
6月のタイ旅行を安全に、そして快適に楽しむために、在住者が特に注意してほしい点をまとめました。雨季ならではの注意点も多いので、しっかり確認してくださいね。
熱中症対策は最重要!油断は禁物
雨季に入っても、熱中症対策はマスト。日中の暑さは続くので水分補給を心がけてください。日中の外出は、雨宿りも兼ねて涼しい場所で休憩を挟むと良いかも。
虫除け対策を徹底的に!特に蚊にはご用心
雨季は蚊が最も多く発生する時期です。特にデング熱などの蚊媒介感染症には厳重な注意が必要です。
虫除けスプレーは必ず使用し、できるだけ肌の露出を避ける服装を。
友人がデング熱にかかり高熱が1週間ほど続いたという話も聞くほど、タイでは「デング熱」はポピュラーなので注意が必要です!
路面の滑りやすさや冠水に注意
スコールの後は、路面が非常に滑りやすくなります。
特にタイのガタガタの歩道や、屋台が並ぶような場所は注意が必要。また、短時間の激しい雨で道路が冠水することもあります。足元に注意し、水たまりの中は絶対に歩かないこと。

スリや置き引きに引き続き注意
雨季で傘をさしたり、足元に気を取られたりしていると、注意力が散漫になりがちです。
観光客を狙った犯罪は後を絶ちません。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、外出時は必要最低限の現金を持ち歩くようにしましょう。バッグは体の前に抱え、注意を怠らないように。
ぼったくりに警戒を
特にタクシーやトゥクトゥクの料金交渉では注意が必要です。メータータクシーを利用するか、乗る前に料金を確認しましょう。雨季で急いで移動したい時に、足元を見られることもあります。配車アプリ(Grab/Bolt)の利用が最もおすすめです。
生水は飲まない!氷にも注意
飲料水は必ずペットボトルを購入しましょう。衛生状態が異なるため、まさかの「氷」で体調を崩した友人もいるので、細心の注意が必要です。
無理なスケジュールは避ける
暑さと湿気、そして突然のスコールで体力を消耗しやすい時期です。詰め込みすぎず、余裕のあるスケジュールで旅行を楽しんでください。
特に雨季は、スコールで道路が渋滞で麻痺することも…。時間に余裕を持った行動が大切です。

渋滞に巻き込まれて車の中で2時間…なんてこともザラです(泣)
現地の情報をこまめにチェック
天候や交通状況など、最新の情報を事前に確認しておくと安心です。特にスコール発生時は、SNSなどで現地の交通情報を確認すると良いでしょう。

6月のタイ旅行:子連れで雨季を楽しむためのアドバイス
6月のタイは雨季に入り、お子様にとっては特に厳しい暑さと突然のスコールが予想されます。徹底的な対策を行い、無理のない範囲で、雨季ならではの楽しみ方も見つけながら過ごしましょう。
暑さ対策は大人以上にしっかりと!
子どもは体温調節機能が未発達なため、大人以上に暑さの影響を受けやすいです。こまめな水分補給、日陰での休憩は必須。
冷却グッズ(冷感タオル、ハンディファンなど)なども積極的に活用してくださいね。
水遊びは時間を決めて、日差しと雨に注意
海やプールは楽しいですが、雨季でも晴れ間は日差しが強いので日焼けには要注意です。ラッシュガードを着用させ、こまめに日焼け止めを塗り直し、遊ぶ時間を1~2時間程度に留めたほうがベター。
急なスコールに見舞われることもあるので、空の様子を見ながら早めに切り上げる判断も必要です。ホテルのプールでは、子ども用の浮き輪やアームリングは必ず使用し、目を離さないようにしてください。


室内施設の活用は必須!雨の日の強い味方
暑い日中やスコールの時間は、ショッピングモール、水族館、キッズカフェ、屋内遊園地など、涼しい室内で過ごすのがおすすめです。
バンコクには、子どもが楽しめる充実した室内施設がたくさんあります。雨宿りも兼ねて、積極的に利用してくださいね。

移動は配車アプリを活用し、濡れる時間を短縮
小さな子ども連れでの移動は、タクシー配車アプリ(Grab/Bolt)がマスト。暑い中での乗り換えや、突然の雨の中を歩く時間を減らすことができます。
ただでさえ荷物が嵩張る子連れ旅行。そんな時はサクッとアプリで配車しちゃいましょう!

子ども向けの食事を見つける
タイ料理には辛いものが多いですが、子ども向けの辛くないメニューもたくさんあります。
フードコートやショッピングモール内のレストランでは、辛さ控えめの料理や、麺類、ご飯ものなど、子どもが食べやすい選択肢も多いです。
着替えとタオルは多めに用意
汗をかいたり、スコールで濡れたりすることが多いため、吸水性の高いタオルや、濡れた服を入れるためのビニール袋なども用意しておくと便利です。
体調管理は万全に
湿度が高く、気温差も大きい時期なので、子どもの体調管理には特に気を配ってくださいね。無理なスケジュールは避け、十分な休息を取らせることが大切です。

まとめ
6月のタイは確かに暑さが厳しく、雨季でスコールが多くなる時期ですが、しっかりと対策を行えば、美しい自然、豊かな文化、美味しい食事を十分に楽しむことができます。
万全の準備をして、素敵なタイ旅行を満喫してくださいね!
もし、タイ旅行について質問があれば、遠慮なく聞いてくださいね。