
こんにちは!タイ・バンコク在住のHaruです。
Instagramではタイの子連れ情報について発信しています!
タイの首都・バンコクには様々な交通手段がありますが、基本的には車社会。
そのため、時間帯によっては大渋滞に巻き込まれて全然動かない…なんてこともしばしば。特に子連れだと、移動のスムーズさが旅の満足度を大きく左右しますよね。
そこでこの記事では、バンコク在住者目線で、子連れファミリーにおすすめの交通手段を中心に、それぞれの乗り方や注意点を徹底解説します。
賢く使い分けて、快適なバンコク旅行を楽しんでくださいね!
1.【基本の3つ】子連れバンコク旅行でマスターすべき交通手段
1-1. BTS(スカイトレイン):渋滞知らずの最強の味方
バンコク中心部の移動には、やはり電車が早くて安くて便利です。
日本のように大体の場所は電車で行ける!ということはないので目的地次第ではありますが、渋滞回避のために欠かせない交通手段です。
初見でも分かりやすい路線図と英語表記の案内表示により、初めての利用でも安心です。

駅に入る前に自動券売機や有人窓口で目的地までの切符を購入します。操作画面は多言語対応になっており、英語表記もあるので迷うことは少ないです。

駅構内は整備されていてとてもキレイ。でもここは海外!荷物管理やスリ対策には要注意です!
BTSは高架式の電車です。主要な観光スポットやショッピングエリアへ直通の路線が充実しています。

【子連れTIPS】
Rabbitカードが便利
子どもを抱っこしながら毎回切符を買うのは大変!チャージ式のRabbitカードがあれば、日本のSuicaのようにピッと改札を通れて本当にスムーズです。
ベビーカーでの利用
駅によってはエレベーターがない場合も。パパと協力して運ぶ場面もあるので、軽量なベビーカーがおすすめです。

BTS各駅の窓口で「ラビットカード、プリーズ」と伝え、その際に身分証明書(パスポートまたはタイの運転免許証)の提示を求められます。あとは、発行手数料100Bとチャージ100B以上を支払えばOK
ラビットカードは、デパートのフードコートや一部のお店の決済にも利用できます。
もう利用することがなければ、窓口で「リファン(refund)、プリーズ」と伝えれば払い戻しが可能。払い戻し時も、身分証明書の提示が必要です。
1-2.タクシー:ドアツードアで楽々移動
深夜や雨天時、または荷物が多い場合は、やはりタクシーやトゥクトゥクが便利です。

ただ、朝夕のラッシュアワーはかなり混雑するため、余裕を持ったスケジュールでの移動がおすすめです。
道を歩いていればすぐに目に入る、緑や黄色、ピンク、青など色とりどりのタクシー。バンコクにはなくてはならない交通手段です。

流しのタクシーを拾う場合は、目的地の住所や名称(タイ語表記があると尚良い)を用意しておくと、スムーズなコミュニケーションが可能です。
乗車前は注意が必要。料金はメーター制ですが、残念ながらぼったくり被害が多発しています。
乗車前にメーターが正しく作動しているか必ず確認するようにし、メーターを隠していたり、動いていないようであれば「メーター、プリーズ」など伝え、それでも動かさないようであれば、車を止めてすぐさま降りましょう。
過剰な乗車料金を請求される可能性もありますが、さっさと払って降りるが一番。必要のない支払いは悔しいですが、安全第一です!
【子連れTIPS】
流しのタクシーより「配車アプリ」が断然おすすめ! 子連れで一番避けたいのが、タクシーとの料金トラブル。
「Grab」などの配車アプリを使えば、事前に行き先を伝えられ、料金も確定するので、面倒な交渉は一切不要です。特に子連れの場合は、安全と安心のためにもアプリ利用を強くおすすめします。

ただ、空港や観光地から出発するタクシーは最初に値段を言われることも多々あります。その場合は、事前に交通系アプリ(Grab等)で相場を確認し、容認できる値段であれば利用してもいいかと思います。
乗車中もスマートフォンで地図アプリを利用しながら目的地にちゃんと向かっているか見ていた方が安心。
目的地に到着したら、現金もしくはQRコードで支払いをすれば完了です。
↓こちらの記事で詳しく説明しています。

1-3. トゥクトゥク
タイといえば一度は乗っておきたいのがトゥクトゥクですよね。短距離の移動や観光時の楽しみとして人気です。

トゥクトゥクはメーターがなく、目的地を伝えて乗車前に料金交渉をします。
値段はタクシーの相場よりお高め。最低でも2倍以上はすると思っておいた方がいいです。
タクシーと違ってただの移動手段というよりは、観光目的でトゥクトゥク自体を楽しむという目的で考えるのがいいと思います。
運転手によっては、観光スポットやおすすめの場所を教えてくれることもあります。

親切に「ここ人気だよ!寄ろうか?」と言われるままに従っていると、最後に追加料金を請求されるのでご注意を!
到着前に料金の再確認を行い、追加料金が発生しないか確認してから降車しましょう。
乗るならアプリで呼べる「MuvMi(ムーブミー)」が安心!
交渉制のトゥクトゥクは楽しいですが、料金が高くなりがち。
でも、乗り合いトゥクトゥクアプリの「MuvMi」なら、料金も明確でとっても安いんです!
アプリで行き先を指定するだけなので、言葉の心配もありません。在住日本人ママたちの間でも必須のアプリです。
バンコクを中心にそのサービスは広がっており、とても便利です!
基本的には乗り合いですが、追加料金を払えば貸し切りにもできます。それもすべてアプリ内で完結!

2.【中級者向け】バンコクの日常を体験できる交通手段
2-1. MRT(地下鉄):BTSと合わせて使うと便利
地下鉄は、混雑が激しい路上交通を避け、効率的に市内各地へアクセスできるのが魅力です。

乗り方はBTS同様、自動券売機もしくは有人窓口にてチケット(黒くて丸いコインのようなもの)を購入します。
自動券売機では小銭と20B、50B、100B札以外は使えないので、手元にない場合は窓口に行きましょう。
もしくは、タッチ決済機能付きのVISAカードがあれば、そのまま改札にピッとすれば通れます。
2-2. 水上ボート:渋滞なしの川の足
バンコクの渋滞知らずの交通手段として欠かせないのが水上ボートです。

王宮沿いを流れるチャオプラヤ川や、日本人居住エリアにも流れるセンセープ川を行き交います。
ボートサービスは主要な観光スポットへアクセスするだけでなく、川沿いの風景や現地の生活を垣間見ることができるのも、水上ボートの楽しみの一つ。
特に、観光客向けのルートでは、寺院や歴史的建造物を背景にした絶好のフォトスポットが点在していますよ。
チャオプラヤ川の水上ボートの場合
ボートに乗る前に各ピア(乗り場)の窓口や自動券売機でチケットを購入できます。
センセープ川の水上ボートの場合
ボートに乗った後に添乗員さんが料金を回収しに来ます。そこで目的地のピア名を伝えて、指定された料金を支払えばチケットをもらえます。
観光ルートの場合は往復パスが設定されていることもあります。船の種類(エクスプレス、ローカル、観光用など)によって運賃が異なりますので、目的に合わせた選択が必要です。
また、乗り場ごとに異なるルールや案内がある場合があります。現地の看板やスタッフの案内をよく確認してください。

降りるときの注意点
センセープ川の水上ボートの場合、降りる際は、降車ピアに着く直前に上に付いているボタンを押して知らせます。
人が多い時は大体各ピア停船なのですが、乗り降りする人がいないなと思われてしまうと容赦なくスルーされます。

実際私も、「乗り降りする人が多いピアだし、チケット買った時に伝えてるから」と油断していてずっと椅子に座っていたらスルーされた経験があります笑
ボタンを押していなくても、降りる素振りを見せていれば大丈夫だと思います!
目的地の確認はGoogleマップを見ておき、降りそびれないようにご注意を!
2-3. 路線バス:ローカル気分満点の冒険
ローカルな雰囲気を味わいたいなら、バスがおすすめ。
運賃が安く、市内の多くのエリアを網羅していますが、路線が複雑なため、最初はなかなかハードルが高いかもしれません。

事前にスマートフォンのアプリ(ViaBus)や地図、ウェブサイトでルートを確認した上で、乗車時に添乗員さんに行き先を伝えて合っているか聞いてから乗り込みましょう。
バスに乗り込むと添乗員さんが料金の回収に来るので、行き先を伝えて言われた金額を支払います。

聞き取れなければ、20B札を渡しておけば大丈夫!
お釣りをくれたり、「これだけ足りないよ(指や英語で)」と指示してくれたり、いいようにしてくれます笑
あまり大きい金額のお札だとお釣りがないと言われてしまうので、少なくとも100B札は持っているようにしてください。
3.【エリア限定】在住者が使うローカルな乗り物
3-1. シーロー:日本人街
バンコクの中でも特に、日本人居住エリア(アソーク〜トンロー)を走る、軽トラックの荷台にシートを取り付けたタクシーをシーローと言います。

Soi Sukhumvit39の入り口付近や、フジスーパー1号店前、フジスーパー3号店付近などに停留しています。もしくは流しのシーローを拾うことも可能。
最初に目的地を伝え、到着したら料金を支払うシステム。シーローに関してはあまりぼったくられることがない印象なので、ほとんどの人が最初に値段を確認せずに乗っているようです。
年々値上がりしているようですが、大体40B〜100B前後かと思います。
もちろん、不安であれば最初に料金を確認しても大丈夫。

限定したエリアで運行しているベテラン運転手さんが多いので、大概の目的地は「ああ、あそこね」という感じでベストなルートでサラッと行ってくれますよ!
3-2. ソンテウ:決まったルートを走る乗り合いタクシー
パタヤなどの観光地でよく目にするソンテウという乗り合いタクシー。バンコク内でも走っています。

日本人居住エリアから少し離れたオンヌット駅前にはソンテウの停留所があります。
流しのソンテウを止めて乗ることも可能。
何ヶ所か降車場所が決まっていて、料金は均一(8〜10B程度)なことが多いようです。

ラッシュアワーに、人でぎゅうぎゅうになっているソンテウが走っているのも、タイならではの光景ですね。ギリギリの所に立っているの怖くないのでしょうか笑
3-3. バイクタクシー:注意点中心に解説
タイといえばバイクタクシーですよね。渋滞を避けて早く目的地に到着できる手段として、現地ではバイクタクシーがなくてはならないものになっています。

オレンジのベストを着たバイクタクシーは通常のタクシーと同じように、道端で見かけたバイクタクシーに手を挙げて乗ることができます。
料金は事前に確認しておく方が安心です。目的地を伝え、「タオライ?(いくら?)」と聞けば言ってもらえます。
日本人だと少し高く言われることもありますが、それでも数十バーツかと思います。
駅前や主要通りの入口出口、病院前など、バイクタクシーのターミナルもあります。

断然おすすめ!アプリ(Grabなど)を通じて利用可
最初から料金が明確で、目的地もアプリ上で選択するだけでOK。
また、もし事故等トラブルが起きた際に、アプリであればちゃんとした対応をしてもらえる可能性が高いです。
流しのバイクタクシーは保険に入っていない運転手も多く、治療費など払ってもらえないケースも。

確かに便利なバイクタクシーですが、事故が多いのもまた事実。
実際私の友人でも、バイク事故で入院したケースを数件聞いたことがあります。
また、ご自身(もしくは配偶者)の所属会社によってはバイクタクシーに乗ること自体禁止されている会社も多いです。
安全対策として、極力ヘルメットを装着した方がベター。ほとんどのバイクタクシーは運転手がヘルメットを持っているはずなので、言えば貸してもらえます。

走行中は、座席後ろの持ち手をしっかり持っておくのが安心です。日本では考えられない荒い運転をされることもあるので、くれぐれもご注意ください!
子連れの場合は極力乗らないこと。何かあってからでは遅く…取り返しのつかないことになりたくないですからね。
4.【遠出するなら】長距離バス・ロットゥー
4-1. 長距離バス・ロットゥー
バンコクや空港などから主要な観光地に行ってくれる長距離バスもあります。

インターネットから事前予約も可能なので、最初から目的地が決まっている場合は手配しておくと楽です。
もしくは、各所のバスターミナルの窓口で当日購入もできます。
バスターミナルには、通常の大型バスに加え、ロットゥーというミニバスも停留しています。

ロットゥーは出発時刻は決まっておらず、人数が集まり次第出発するケースがほとんどです。
よりローカル感を味わえる旅になりそうですね。
バンコクの交通手段まとめ
バンコクにはたくさんの交通手段がありますが、全部を使いこなすのは大変ですよね。
結論として、子連れ旅行なら移動はBTSとGrabをメインに考え、たまにトゥクトゥクやボートをアトラクションとして楽しむのが、ストレスなく快適に過ごすコツですよ。
この記事が、あなたの快適なバンコクでの移動の助けになれば嬉しいです!