タイの首都バンコクでのタクシーの乗り方から料金、注意点までをまとめました!
初めてのバンコク旅行、特に小さな子ども連れや、深夜に空港へ到着した場合などは、ドアツードアで移動できるタクシーが本当に頼りになりますよね。
この記事を読めば、安心してタクシーを利用できるよう、ぼったくりを避けるコツや便利な配車アプリまで、在住経験のある私が徹底的に解説します。

バンコクのタクシー|知っておきたい基本情報
バンコクのタクシーは、車種も豊富で街中を走るカラフルなタクシーがバンコクの風景に彩りを添えています。日本と比べるととてもリーズナブル!とても格安なので利用価値があります。
基本的にタクシーは24時間利用可能なので、観光やショッピングにも便利です。

【子連れに最適】タクシー配車アプリを使わない手はない!
バンコクでタクシーに乗るなら、絶対に「配車アプリ」の利用がおすすめです!
使わないと損!便利なおすすめタクシー配車アプリ
特に言葉の壁が心配な方や、子連れで料金交渉のストレスを避けたい方にとっては、もはや必須のツールと言えます。
バンコクでは、GrabやBoltといったタクシー配車アプリが利用できます。
タイ・バンコクには、わざわざ電話をしなくてもスマートフォンでタクシーが呼べるアプリがあります。
登録が必要ですが、GPSが自分の場所を把握し、携帯アプリから申し込むと近くにいるタクシーが迎えに来てくれるシステムです。
タクシー配車アプリはいくつかアプリあり、日本人にも使いやすいおすすめアプリを紹介します!
おすすめ度No. 1:Grab Taxi(グラブタクシー)
使い方は簡単。アプリをストアからインストールして、電話番号と名前を入力するだけ。あとは、目的地を入れて申し込みをすると勝手にタクシーが来てくれます!
もちろん、タクシー予約も出来ます。目安の料金も出てくるので、とっても安心。シンプルで使いやすい、おすすめアプリです。
小ネタですが、このアプリはソフトバンクの孫正義オーナーがほれ込んだアプリで、彼はアプリ開発会社の筆頭株主でもあります。

おすすめ度No. 2:Bolt(ボルト)
グラブタクシーと似たようなアプリです。Boltのアプリの方がタクシーが早く来る!という人もいますが、どちらにしろ早く来ます。

バンコクでのタクシーの乗り方【3つの方法】
まずはタクシーに乗る方法です。日本と文化が違うので、道端に立って手を上げていてもスルーされることもしばしば。
上記で説明したGrab Taxi(グラブタクシー)などのタクシー予約アプリを使えば、マンションの前であろうと、どこでも10分程度でタクシーが来てくれます。
配車アプリ以外にも、バンコク観光では以下の方法でタクシーに乗れます。
3-1.流しのタクシーを捕まえる
バンコクの街中では、空車のタクシーが頻繁に走っています。タクシーを捕まえるのは簡単で、手を挙げて合図するだけ。
ドライバーが近づいてきたら、行き先を伝えて乗り込みましょう。
注意点として、ドライバーに行き先を告げたときに「メダイ(タイ語でNoの意味)」と言われることもあります。特に渋滞が予想されるエリアや、ドライバーが知らない場所の場合です。
その場合は粘らずに次のタクシーを捕まえるがベターです。
トラブル回避のため車体が異常にボロボロだったり、汚れている場合は乗車を避けましょう。

3-2.ホテルで呼んでもらう
滞在しているホテルのスタッフにお願いすると、タクシーを呼んでもらえます。
これなら安心して乗ることができますし、目的地の伝え間違いも防げます。

バンコクのタクシー料金、いくらかかる?
初乗り運賃
車種 | 初乗運賃 |
---|---|
セダン:一般的なタクシー | 35バーツ |
SUV:3列シーター | 40バーツ |
*初乗り運賃は~1kmまでの移動距離

メーター料金の仕組み
バンコクのタクシーは、初乗り(最初の1kmまで)が35バーツ(約150円)から。
1km〜10kmまでは1kmあたり約6.5バーツ、10kmを超えると少しずつ料金が上がっていきます。
その後は距離に応じて料金が加算されていく仕組みです。
渋滞などで停車している間も、わずかですが料金は加算されます。

私も初めての時はビックリしました笑
高速道路を使った場合は、その料金(25〜50バーツ程度)が別途必要で、料金所で乗客が支払います。
【料金の目安】日本と比べると、こんなに安い!
「じゃあ、実際にどれくらい安いの?」と思いますよね。バンコク都内での移動にかかる料金の目安を、日本円と比べてみました。(1レート=4.2円で計算)
ちょっとそこまで(約3〜5km)
目安料金
約60〜80バーツ(約250〜340円)
どんな移動?
サイアムからシーロムへ、プロンポンらトンローへ、といった隣の駅エリアへの移動に相当します。日本ではワンメーター(500円)でも足りない距離が、この値段です!
少し長めの移動(約10km)
目安料金: 約100〜120バーツ(約420〜500円)
どんな移動? スクンビットエリアから王宮周辺(ワット・ポーなど)へ移動するくらいの距離感です。電車を乗り継ぐ手間を考えたら、特に子連れならタクシー一択ですよね。
空港からの料金目安
スワンナプーム空港からバンコク中心部(例:サイアム、アソーク)までは、高速代(約75バーツ)と空港利用料(50バーツ)を含めて、大体400〜500バーツ前後(約1,700〜2,100円)を見ておけば大丈夫です。(2025年9月時点での情報)

日本の空港から都心へ向かうのに比べると、破格の安さですよね。
5.【最重要】バンコクのタクシーで失敗しないための注意点
タクシーに乗るときの注意点を3つ紹介しますね!
メーターを使ってもらおう
流しのタクシーに乗る際は、運転手に「メーター、プリーズ」と伝え、メーターを作動させるか必ず確認しましょう。
もし「メーターは壊れてる」などと言われたら、それはほぼ100%ぼったくりの合図。
何も言わずに降りて、次のタクシーを探すほうが無難です。

バンコクのタクシーの扉は、日本と違って自動ではないので自分で開閉します!
日本でもその癖が抜けずに、タクシーのドアを手で閉めてしまったことも…(笑)
小銭を用意しておこう
1,000バーツ札などの大きなお札で支払うと、「お釣りがない」と言われることがよくあります。
100バーツ札や20バーツ札、コインなどの細かいお金を常に用意しておくと、支払いがとてもスムーズ。

基本的にチップは不要も、請求料金に対して切り上げて渡す乗客が多いです
例:85バーツの場合90バーツか100バーツで支払うなど
深夜の時間帯は乗るのを避けよう
特に女性や子連れの場合は、深夜の利用は極力さけましょう!
料金の割増しやぼったくったりとトラブルが増加するので、どうしても夜遅くにタクシーを使う必要がある場合は、GrabやBoltなどのタクシー配車アプリを利用するほうが絶対良いです。
渋滞を避けるために時間帯を考えよう
バンコクは渋滞がひどいことで有名なので、特にラッシュアワー(朝7~9時、夕方5~7時)は避けた方がベター。
その時間帯に移動しなければならない場合は、タクシーよりもBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)を利用するのがオススメ。
タクシーを使うときは、運転手に高速道路(Expressway)を使うかどうか聞くと良いと思います。
↓こちらの記事に、バンコクでの移動手段 をまとめています。

タクシーでトラブルに巻き込まれたら…
タクシーのメーターが異常に早く回転する、乗車後に高額な料金をふっかけられた、、、などの場合は素早く停車してもらいすぐにタクシーを降りましょう。
身体的な被害を避けるためにもドライバーと揉めることは、絶対に避けてください。
くやしいですが自分や家族の命を守るためにもサッと料金を支払って気持を切り替えましょう!
【豆知識】バンコクのタクシーの種類と最新事情
バンコクのタクシーには個人タクシーと会社タクシーがあります。見分け方としては、まず車体のカラーとデザインです。
個人タクシー
バンコクでよく見る黄色と緑のツートンカラーのタクシー。これは個人タクシーにあたります。

会社タクシー
ピンク・緑・青・オレンジなどのタクシーは会社タクシーです。
車内に会社情報が記載されたプレートやシールが貼られており、ドライバーの名前と顔写真、会社名、車両番号が表示されています。

タクシー車種事情・会話の小ネタに
タイのタクシーはほとんどがTOYOTA製のセダンタイプ、カローラ・アルティスなのはご存知ですか?
しかしここ数年、タイ政府もEV化を推進していることから脱トヨタの動きが加速し、中国製が増えてきました。
ロンドンタクシータイプ、トヨタのフォーチューナーのような3列シートタイプのSUVのタクシーもバンコクの街には増えてきています。
タイのトレードマークでもある3輪自動車トゥようにクトゥクもEV化の動きが加速している今、バンコクのタクシーもその流れに乗らざるおえない状況になる事は間違いなさそうです。

バンコクのタクシー事情・乗り方まとめ
タイ・バンコクでのタクシー事情について乗り方・料金やタクシーの種類やタクシーを、注意点などをまとめました。
初めてのバンコク子連れ旅行でも安心してタクシーを利用できるよう、参考になれば幸いです。

