【バンコクで子供が入院】日本人御用達サミティベート病院での全記録。費用・日本語通訳・持ち物リストまで

Haru
Haru

こんにちは!Haruです。

Instagramではタイの子連れ情報について発信しています!

「タイでお子さんと暮らしていると、日本にいた頃よりも『入院』という言葉を身近に感じませんか?

タイ(主にバンコク)の主要病院では、日本よりもすぐに入院を勧められる印象があります。駐在者は会社の充実した海外旅行保険に入っている、という背景も理由の一つかもしれません。

何を隠そう、タイ在住6年目のわが家では、既に6回(自分3回、子ども3回)の入院を経験しました…。

この記事では、そんなわが家の経験から、日本人御用達のサミティベート病院での入院記録をまとめました。

これから入院される方、いざという時に備えたい方の不安を、少しでも軽くできれば嬉しいです。

サミティベート病院について

タイで最も多くの日本人が訪れる総合病院、サミティベート病院。タイに住んでいる日本人で知らない人はいないでしょう。

サミティベート病院では、24時間日本語通訳の対応が可能。英語やタイ語が話せない日本人にとって、かなり心強い病院です。

心強い!日本人向けの手厚いサポート体制

海外の病院で一番不安なのが、やはり言葉の壁。

その点、サミティベート病院には日本人専用の相談窓口が完備されており、なんと約25人もの日本語通訳が在籍しているというから驚きです。

診察や予約の通訳だけでなく、複雑な保険の手続きまで日本語で気軽に相談できる環境は、まさに至れり尽くせり。この手厚さこそ、多くの日本人に選ばれる理由なのだと実感します。

アクセス抜群!でも渋滞には要注意

サミティベート病院は、スクンビット・ソイ49の中ほどにあります。

周辺は日本人が多く住むアパートの密集エリア。かかりつけ医として日常的に通いやすく、いざという時もすぐに駆けつけられる安心の立地です。

【注意点】 このエリアは通勤ラッシュの時間帯(特に朝8時前後、夕方17時前後)はひどい渋滞が発生します。緊急時以外でタクシーなどを利用する際は、少し時間をずらすか、余裕を持った移動をおすすめします。

【車で行く方へ】知っておくと超便利なバレーパーキング!

子連れでの通院、特に車で行く場合に地味に大変なのが駐車場探し…。

でもサミティベート病院なら、とっても便利な「バレーパーキング」が利用できます! 使い方はとても簡単です。

【利用の流れ】

  1. 行き: 道路西側のメイン病棟2階にある車寄せへ。
  2. 待機しているスタッフに車のキーを預け、専用カードを受け取ります。 (スタッフが空きスペースに駐車してくれます)
  3. 帰り: 行きと同じ車寄せでスタッフにカードを渡します
  4. 自分の車を持ってきてもらったら、最後にチップを渡して完了です。

<ワンポイントアドバイス>

チップは20〜50バーツを渡すのが一般的です。感謝の気持ちとして、スマートに渡せるといいですね!

よくある入院要因

わが家含め、周りでもよく聞く入院の要因は、ダントツで「(RSウイルス感染による)肺炎」です。

よくある要因という意味では日本でも同様かもしれませんが、タイではRSウイルスと判定されただけで、まだ症状が出ていなくても入院と言われることが頻繁にあります。

たしかに、急に症状が悪化しますし、子どもの肺炎は重症化しやすいとよく聞きますね。

そして肺炎の場合、入院宣告から少なくとも2泊、長いと1週間程度入院になることも…

実際に私とうちの息子の入院体験記を元に、知っておきたいことを以下にまとめていきます!

入院準備

まず、入院宣告はもちろん突然です笑

「熱があるからちょっと診といてもらうか〜」という軽い気持ちで診察に行ったら、即日入院ということがほとんど。

【判断の分かれ道】入院を勧められたら、どうする?

サミティベート病院では、医師の判断で入院を勧められることが多々あります。ここで多くのママが直面するのが「入院すべきか、通院で頑張るか」という選択です。

● 選択肢①:通院を選ぶ

症状が比較的軽く、本人が元気そうであれば「毎日様子を見せに来ます」と伝えて、入院を回避する方もいます。

私の友人でもたまにそんな話を聞きます。

● 選択肢②:入院を選ぶ(わが家の場合)

わがやは夜間に何かあっても、すぐにナースコールを押せる環境に身を置くことを優先しています。

Haruka
Haruka

私は「家で熱性痙攣が起きたら怖い」という気持ちが強いため、医師の提案通り入院するようにしています。

どちらが正解という訳ではありません。ご家庭の状況やお子さんの様子をみて、パパと相談しながら判断できるといいですね。 

そこで困るのが子どもと自分の着替えなどの荷物がその場にないこと。

子どもの急な発熱。 「もしかしたら、このまま入院になるかも…」 そんな予感がして、最低限の荷物をカバンに詰めて病院へ向かうこと、ありますよね。

でも、そういう時に限って意外なにもなくて、拍子抜けしたり(笑)

そして、完全に油断して手ぶらで行った時に限って、突然の入院宣告…。

そこで今回は、急な入院宣告で誰もが直面する「荷物どうする問題」について、わが家の経験から編み出した5つの解決策をまとめました。 

①子どもは看護師さんに見ててもらって、自分1人で家に取りに行く

ある程度大きいお子さんなら、一度家に帰りたいと伝えれば「見とくよ〜」と言って快く送り出してくれます。

実際うちの3歳児がつい先日入院した際も、部屋に通してもらった後に1人で帰らせてもらいました。

②子どもを連れて家に取りに行く

体調の悪いわが子をまた往復させるのは親子共にキツいので、避けたいところ。

ただ、入院が決まったものの、「まだ部屋が空いてないから、空き次第連絡するね」と言われることもしばしば。

その場合は、やむを得ず子どもと家に帰って、荷物を準備しつつ連絡を待ちます。 

が仕事終わってから持って来てもらう

やはり一番に思いつくのはこの方法。仕事が終わった夫に、必要なもの一式を持ってきてもらうパターンです。

入院した本人は病院で待っているだけで良いので、気長に待てるのであれば最も楽な選択肢に見えます。

…しかし、ここには大きな落とし穴が。

そう、「夫、どこに何があるか分からない問題」です。

わが家もまさにそうなのですが、一つ一つ指示する手間を考えると、いっそ自分でやった方が早い!と思ってしまうんですよね。 

が仕事終わってから交代して、1人で家に取りに行く

これも結構現実的な策だと思うのですが、帰りが遅い旦那さんだと難しいでしょうか…

子どもが入院してる時くらい、ちょっと頑張って早く帰って来てもらいたいですけどね!!

現地調達(病院で買えるもので粘る)

サミティベート病院にはコンビニ等のお店が揃っているので、現地調達も出来ます。

どのような物が買えるかは、次の項目でご紹介します。

病院内で調達できるもの

病院内にあるコンビニ「セブンイレブン」。以外にも品揃えが豊富なんです。

まず、子ども用に必要なものといえばおむつ。コンビニでもおむつが売っていましたが、私が見た時はMサイズとLサイズしか置いていませんでした。

ちなみに、それ以外の子ども用の日用品関係は、病室にあるもので事足ります。(後述しています)

こちらは大人用のTシャツ。無地で、お値段もお手頃なので緊急時にありがたいですね。

近くには大人用のショーツも。使い捨てタイプも売っていました。

個人的に、緊急で1泊するにしても、ショーツはできれば変えたい派なので、コンビニでも買えること覚えておこうと思います。

あとは、自分用のシャンプー・コンディショナーも調達できます。

病室にシャンプー・ボディソープは置いてくれているので、こだわりがなければ買う必要はないかもしれません。

洗顔は病室に置いていないので、持参が必要。忘れたときはもちろんコンビニで買えます。

いつも家から荷物持って来ていても、洗顔だけ忘れることがよくあるんですよね…(私だけ?)

そういう時に、コンビニで小さいサイズのものを買って使っています。

あとはママ用の基礎化粧品。これはコンビニでパウチがたくさん売っているので、いざという時に助かりますね。

化粧品も、ファンデーションとリップ位ならコンビニでも何とかなりますよ。

(ちなみに私は、入院生活で1度も化粧したことがないです。スッピンで病院内歩き回っています。笑)

歯ブラシもコンビニで購入できますが、これは大人用・子ども用共に病室にも置いてくれているので、買う必要はなさそうです。

マスクもあるといいですね。子どもの風邪が自分に移ると悲惨なので…

コンビニに、大人用・子ども用マスクどちらも置いてありました。

また、コンビニ以外にもよくお世話になるのがこちらのお店。子ども向けの本やおもちゃが並んでいます。

ご機嫌取りのため、入院する度に1個はこの車を買い与えています笑

隣にも、本やおもちゃが買えるお店がありますよ。

同じフロアにもう一つ、それが、子ども向けの服やおもちゃを売っているお店。これがまた、申し訳程度の品揃えではなく、かなり“ガッツリ系”のおもちゃ屋さんなんです。

私はいつも子どもの目に入らないよう、細心の注意を払ってその前を通り過ぎています(笑) 

コンビニ等が並ぶフロアの一つ上の階(1階)には、ベビー向けのお店もあります。

こちらは緊急用というよりギフトやお見舞い品のお店のように見受けられるので、「どうしても子ども用のマグが今欲しい!」という事態がもし起これば、覗いてみてもいいかもしれません。

持参した方がいいもの(病院内で調達できないもの)

こちらでは、できれば持参した方がいいもの・あると便利なものを、子ども編と大人編それぞれでまとめていきます。

子ども編

子どもの着替えは入院着を貸してもらえるので、子ども用の荷物はそんなに多くはないと思います。

・おむつ

・おしり拭き

・退院時の服、靴

・マグ、哺乳瓶、スプーン、フォーク(必要であれば)

・お気に入りの本、おもちゃ、ぬいぐるみ等

まず必須なのがおむつとお尻拭き

この2つは必要不可欠なのに、意外と病院ではもらえないんですよね。

あと忘れがちなのが、退院時の服。こちらもお忘れなく。

他のものは、正直なくても大丈夫。お子さんのお気に入りのものがあれば持って来てあげてください。

こちらは、お部屋の子供用アメニティです。シャンプーやローション、歯ブラシなどが入っていますが、いつもほぼ使いません。

大人編

大人のものは病院ではほぼ用意してもらえないので、持参する必要があります。

・着替え(下着やパジャマ含む)

・メガネ、コンタクト

・スマホの充電器

・ドライヤー、ヘアアイロン

・洗顔、シャンプー、コンディショナー

・基礎化粧品

・化粧ポーチ(必要であれば)

・本やタブレットなど

上3つの項目に関しては持参するしかありませんが、それ以外は病院内のコンビニにも揃っているので意外と困りません。

ドライヤーは借りることもできるようですが、他の人に貸し出されている場合もあるので、持参する方がベターです。

持参した衣類の洗濯は、有料(一点につき25B〜)で依頼もできますが、仕上がりまでに3日間程度かかるそうなので、あまり使う機会はなさそうですね。

こちらはお部屋の大人用アメニティ。シャワーキャップ、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、綿棒です。

病室の様子

病室は個室のみで、大部屋はありません。

シングルベットに簡易ベットをくっつけて、大人1人が一緒に寝れるようにしてくれています。

テレビではYouTubeや日本の番組も視聴可能。ありがたいです。

奥にはソファやテーブル。ホテルみたいです。

お部屋のランクによっては、ちょっとした遊具が付いているお部屋もあるようです。

基本的には小児科病棟のお部屋になりますが、空いていなければ大人用の病棟になることもあります。

お部屋の中にはキッチンも。お水やお茶パックは毎日補充してもらえます。

冷蔵庫やレンジ。食器も備え付けられています。

こちらはバスルーム。広々としていて清潔感があります。

小児科病棟のお部屋のトイレは、ちゃんと子供用便器仕様にできるようになっていますよ。

シャワーも完備。病院のシャワールームなので、座れるようにもなっています。

少し元気になってきたら、こちらのカートを借りて病院内をお散歩できます。

看護師さんに伝えれば、点滴を付け替えてもらえますよ。

入院中の食事

入院中の食事は、基本的に朝昼晩全てオーダー方式です。別料金ですが、追加で大人分を注文することも可能。

和食、洋食、タイ料理の中から選べます。「ROOM SERVICE MENU」は自費扱いです。

発熱や咽頭痛などで食事が食べにくい場合は、お粥のみ、果物・ゼリーのみ等、希望することもできます。

こちらはうどん。お味は以前に比べて少し美味しくなった気がします笑

朝食のシリアル。うちの3歳児の朝食は、これか、パンケーキの2択でした。

写真はかなりシンプルなラインナップになりましたが笑、もっとちゃんとした定食?のような食事もありますよ。

ただ、病院食だと食べてくれないことも多く、デリバリーも活用して凌いでました。

病室へのデリバリー方法

食事はデリバリーも可能で、お部屋まで運んできてくれるのでかなり楽です。

フードデリバリーアプリ「Grab」で注文する際に、届け先をサミティベート病院にして、備考欄に「customer service, #(部屋番号)」と明記しておくと、1階のカスタマーサービスに届けてくれます

そこから、カスタマーサービス→病棟→看護師→病室という流れで届けてもらえるので、自分は部屋で待機しておけばOK!

支払いは必ずキャッシュレス(カード払い)で済ませておきましょう。

カスタマーサービス対応時間は、朝7時半〜夜18時までです。

ちなみに、病院内の大戸屋、au bon painであれば、店員さんが直接病棟に届けてくれます。

Haru
Haru

別棟の日本人病棟に宿泊している場合は、カスタマーサービスを介さなくても「日本人病棟」を選択していれば、そちらに直で届けてもらえました!

最終日の手続き

主治医(休診日の場合は他の医師)の回診が1日1回あり、その際に退院の目処が伝えられます。

大体は、「今日退院できるよ!」って言われてその日の午後に退院する事が多いです。

退院の手続きは全て病室で行います。

必要に応じて薬や予約票をもらって、会計が終わればいつでも退院できますが、病室が詰まっていなければその日の何時に帰ってもいいと言われます。

帰宅の準備ができたら自由に退室できます。看護師さんに連絡をすれば、荷物運搬を出口まで頼むこともできますよ。

入院費

入院費は病院の種類や部屋の種類によって大きく異なりますが、個室の場合、1日あたり10,000バーツ程度、ICUやCCUの場合は25,000バーツ程度が目安です。

会社で海外旅行保険に加入していれば、キャッシュレスで会計を済ませることも。

一時的に入院費を立て替える必要があるか、キャッシュレス可能か、できれば入院前にご主人の会社に確認されることをお勧めします。

サミティベート病院での入院記録まとめ

以上、サミティベート病院での入院についてお伝えしました。

ホテルのような個室で洗面所やシャワー、キッチン、テレビも付いているので、日本の家族や友達にはよく羨ましがられます笑

とはいえ異国の地、分からないことも多いですよね。

入院は「今からすぐ」となることがほとんどなので、当日焦らないように少しでもイメージしておけるといいかなと思います!

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