シンガポールに観光・旅行・出張に行くまえに知っておきたい天気（気候）のお話。
今回は12月の天気（気候）の特徴や気温・降水量などいろいろについて、
データにもとづいて解説しています。
ご参考にどうぞ。
【特徴】12月の気候・天気
まずシンガポールにおける12月の気候（天気）の特徴について解説していきます。
シンガポールは赤道直下・熱帯気候
ご存知かとは思いますが…
シンガポールは赤道直下の国です。
季節をとわず常夏です。
また、
シンガポールは熱帯気候（あるいは熱帯モンスーン気候）であるため雨季・乾季があります。
画像の降水量グラフからもわかるように、
シンガポールでは降雨量のおおい12月-1月ころが雨季、降雨量のすくない2月-10月ころが乾季ですね。
特徴①12月は雨季で年間でもっとも雨がおおい
シンガポールにおける12月の気候（天気）の特徴
12月は雨季にあたります。
シンガポールの12月は年間でもっとも降雨量（雨の量）がおおい月。
一般的に雨季はしとしと降る雨がおおく、乾季はスコール(突然の雷雨&強風)がおおい傾向。
ただ雨季だからといって日本の梅雨みたいに1週間ず〜っと雨みたいなことはマレ。
天気を一般論で語るのはよくないかもしれませんが…
※この記事を書いている途中で思い出したのですが、2017年末〜2018年始にかけては雨が1週間降り続きました。これには現地人ですら「異常気象だ」と言ってました。
▼1月にUOBプラザ60階から撮影。雨季だからといって毎日雨という訳ではない。
特徴②12月の気温は朝夜24℃、日中30℃
シンガポールにおける12月の気候（天気）の特徴
つづいて12月の気温について。
- 日中の気温：平均30℃くらい
- 朝夜の気温：平均24℃くらい
- 平均気温：26℃くらい
だいたいこんな感じのイメージです。
そして湿度が高いのでジメジメとした暑さになり、屋外に長時間いると不快です。
イメージがつきにくい方は日本での夏と同じようにお考えください。
もちろんこれよりもっと暑い時もありますし、涼しい時もあります。あくまでも平均値ですので悪しからず。
日中と朝夜の時間帯でそこまで大きな気温差はありません。
朝夜は日がないぶんだけ比較的に過ごしやすくなりますね。日が沈むと外でディナーできるくらいに涼しい気候になります（あるいは12月だと肌寒い時もあります）。
まとめると日中はジメジメとした暑さ、朝夜は過ごしやすいといった感じでしょうか。
▼年中プールに入れるほど暑い
12月にシャングリ・ラ・ホテル・シンガポールにて撮影
特徴③12月はスコールよりもふつうの雷雨
シンガポールにおける12月の気候（天気）の特徴
つづいて12月のスコール（突然くる激しい雷雨&強風）について。
シンガポールには台風がない代わりに（？）スコールというものがあります。
スコールは年間をとおして発生しますが12月はスコールというより、ふつうの雷雨がおおい感じ。
年間の傾向として、ほんとうに激しいスコールは乾季（2月〜10月）におおく発生。一方で降りつづく雨はめずらしいといった感じ。
雨季（12月・12月・1月）にはスコールというよりも、まぁふつうの雷雨や雨がおおい傾向。1日中ふっていることもあります。
なおスコールは1-2時間もすれば止みます。
とくに乾季だと雨はスコールだけないんじゃないか、というくらい。
スコールの間に屋外の観光地で動きまわると悲惨なことになります。スコールが終わるまで室内なり風雨をしのげる場所でジッとしておきましょう。
▼スコールの様子：つよい風と雨が特徴のスコール。1時間もすれば何事もなかったかのように終わる
12月の服装はどうする？
シンガポールの12月の気候（天気）
12月に観光に行く！という方のために服装についても少しだけ。
服装は年間とおして軽装（ショートパンツ＋半袖）でよいのですが、屋内はエアコンがめちゃくちゃ寒いです。
ショートパンツ＆半袖なんていう組み合わせでホテルのディナーなどに行くと、寒くて食事どころではなくなります。
日本のなまぬるいエアコンのイメージではなく、ガチで寒いです（しつこい）。
ということで羽織るものは必須。
ちなみにわたしの場合…
屋内でランチ＆ディナーするときには必ず厚手のカーディガン or パーカーを持っていきます。特別に寒そうなところ（高級ホテルなど）にはストールも持っていきます。
足が冷えるのでサンダルやショートパンツもできるだけ履かないようにしています。
▼シンガポール伊勢丹にて撮影。屋内は寒いけどシンガポール人は薄着でも大丈夫みたい（苦笑）
▼3月にTWGカフェ＠マリーナベイサンズにて撮影。日本人観光客がおおく女性のなかには長袖の人もチラホラ見える。
【まとめ】12月の気温・降水量・湿度など
散らかってきたのでまとめ。
これまでシンガポールの12月におけるザックリとした天気（気候）の特徴をみてきました。
その裏付けが必要かと思いますので基本データも表にしておきますね。ご参考にどうぞ。
▼とくに青文字が年間平均とくらべて異なる部分です
| 12月 平均 | 年間 平均 | 12月の天気・特徴まとめ | |
|---|---|---|---|
| 季節 | 乾季→雨季 への変わり目 |
雨季/乾季 (熱帯気候) |
・12月/12月/1月は雨季にあたる
・2月-10月は乾季にあたる |
| 平均気温 | 27.0 ℃ | 27.5 ℃ | ・日中はジメジメ暑い
・朝夜は過ごしやすい |
| 日中の気温 | 31.1 ℃ | 31.5 ℃ | |
| 朝夜の気温 | 24.3 ℃ | 24.7 ℃ | |
| 降雨量 | 319 mm | 180 mm | ・雨季のため雨は多い |
| 降雨日数 | 18 日 | 14 日 | |
| 雷雨日数 (スコール含む) |
12 日 | 14 日 | ・スコール(突然の雷雨&強風)は少ない
・雷雨というよりも普通に降る雨がおおい |
| 湿度 (max/min) |
87 %
( 96 / 70 % ) |
84 %
( 96 / 65 % ) |
・湿度は常に高い
・外に長時間いると非常に不快 ・乾燥知らずで女性にはありがたい |
※数字は過去30年(1981-2010年)の平均値
※日中の気温は「日最高気温の平均」にもとづく
※朝夜の気温は「日最低気温の平均」にもとづく
※出所：シンガポール政府
シンガポールの天気予報（週間）
シンガポールの天気・気候の特徴は以上。
あとは「シンガポールに行く前に週間天気予報を確認したい！」
というあなたのために天気予報を作りました。
以下の記事もご参考にどうぞ。
ここまでの解説で12月の天気（気候）の話はおわり。
次ページではシンガポールの年間の天気（気候）について語っています。ご興味ある方はどうぞ。
