こんにちは!Kahoです。
タイのフォトジェニックな場所が大好きで、娘を連れて撮影を楽しんでいます。
毎年2月頃にバンコク各地で開催されるアートの祭典、バンコクデザインウィーク(Bangkok Design Week)。
街中にたくさんのアーティストによる作品が展示され、誰でも無料で鑑賞することができます。
参加型の作品などもあり、楽しいアクティビティと思い出に残る体験が楽しめるフェスティバルとなっています。
今回はバンコクデザインウィークの開催意図や見どころをご紹介します。
バンコクデザインウィークとは?
バンコクデザインウィークは、2018年にバンコク初のデザインフェスティバルとして始まったアートの祭典です。
タイの持続可能な経済発展のために始まったこのフェスティバルは
- クリエイティブなビジネスやデザインの紹介
- 競争力の刺激
- 国内外のビジネスネットワーキングの機会の提供
- マーケティングや観光業における経済的勢いの創出
など、さまざまな方法でタイのクリエイティブ産業の成長エンジンとなっているそうです。
バンコクの魅力と見事に融合し、世界中からの訪問者を魅了しています。
バンコクデザインウィークの様子
バンコクデザインウィークとは実際にはどんなフェスティバルなのか、例年のフェスティバルの様子とともにご紹介していきます。
バンコクデザインウィークでは、毎年その年にあったテーマが決められ、アーティストはそのテーマにそった作品を作ります。
2023年のテーマは「urban’NICE’zation(アーバン・ナイス・ゼーション)」というテーマでした。
このテーマには、バンコクという都市をより「NICE」にするために、以下の6つの側面が定義されています。
- 環境にやさしい
- 機動性に良い
- 文化保存に最適
- ビジネス&エコノミーに最適
- 地域生活に最適
- 多様性にこだわる
まっさらな気持ちで観る作品もいいですし、テーマを知ったうえで観る作品もまた、色々な側面から観ることができて楽しい。
ということで私は2023年のデザインウィークへは期間中に2回足を運びました!
バンコクデザインウィークのHPには、作品の展示場所のマイマップが作成されているので、訪れる前にどのようなルートで鑑賞するかおおまかに決めておくといいかもしれません!
というのも、作品の展示場所はバンコク各地、広範囲に及ぶので、1日で全てを観て回るのは難しいです。
特に展示が多いのはヤワラ―ト周辺なので、効率よく観たい方にはヤワラ―トがおすすめです。
それでは、私の2023年の鑑賞コースをモデルコ―スとして、エリア別に紹介していきますね。
バンコクデザインウィーク2023 モデルコース①(タラ―トノイ周辺)
モデルコース①の地図です。
1番から順番になっていますので、あわせて参考にしてください。
この日はタラ―トノイからスタートしました。
デザインウィークでは、屋外だけでなくカフェやバーなどの建物の中に展示がある場所もたくさんありますので、マップを観て確認しながら回ると、近くまで行っていたのに見逃した!ということが少ないと思います。
最初に見た作品はこちらです。
「フォトホステル&フォトカフェ」内の、写真を使ったアートです。
作品には触れていい作品と触れてはいけない作品がありますが、こちらの椅子は座って写真を撮ることができました。
触ってはいけないものには「Do not touch」の注意書きがあります。
これは「マザーロースター」の近くの道に飾られた作品です。
次に向かったのは、この道の先にあるカフェです。
※このカフェは現在閉業しています。
暗い店内を利用したカラフルな光と水の作品でした。
水面にはたくさんの鳥たちがいます。
そこからBTSサパンタクシン駅方面へと南下していきます。
道の途中にある「ホーリーロサリー教会」です。
正午に訪れた際に、鐘の音を聴くことができました。
こちらは「リバーシティバンコク」と「ロイヤルオーキッドシェラトンホテル」を過ぎた辺りの道の壁画です。
なんと、描かれているのではなく、彫られています。
雨風の影響を受けて少しずつ変化していくのでしょうか。
この壁画は、バンコクデザインウィーク期間中に限らず観ることのできる壁画なので、この道を通る際にはぜひ壁に注目してみてください。
道なりに歩いていくと「ウェアハウス30」というアートギャラリーがあります。
ウェアハウス30でも、バンコクデザインウィーク期間中以外にもアートの展示が行われています。
ウェアハウスを抜けて「ハウラーバー&グリル」や「オスカ&ブランコ」などのレストランがある前の広場では、「Karun」というタイティー専門店が、タイティーとクロワッサンなどのベーカリーを配布していました。
バンコクデザインウィークでは、このように企業が飲み物や食べ物を提供していることもあります。
広場には大きな作品の展示がいくつかありました。
空間が作品になっているものもあるので、作品の世界に入る体験ができるのも楽しみ方のひとつです。
作品にはこのように、一つひとつに作品タイトルと、その作品に込められた想いが書かれています。
夜にこの場所から見る「アイコンサイアム」は煌びやかでとても綺麗です。
この日はライトアップされたアイコンサイアムで締めました。
バンコクデザインウィーク2023 モデルコース②(サムヨット駅周辺)
モデルコース②の地図です。
1番から順番になっていますので、あわせて参考にしてください。
この日はMRTサムヨット駅近くの「IM EN VILLE」からスタートしました。
そこから100mほど北上した場所にある「Craftman」のある古い建物内の作品を見に行きました。
歴史ある建物の中には、小さな作品から大きな作品まで、たくさんの作品が並んでいました。
この空間全てが作品のように感じる、とても不思議で素敵な場所です。
ここでは、数種類のブックエンドの中から好きな物を選んで持ち帰ることができました。
一人ひとつずつ選ばせていただいて、3枚のブックエンドをいただきました。
クラフトマンの建物の前の道を「ジャイアントスウィング(サオチンチャー)」のある東方面へと歩いていくと大きな広場があります。
そこでは、参加型の作品展示がありました。
私たちも参加させて頂きました。
参加型アクティビティがある場所には必ずスタッフがいます。
基本的にはタイ語ですが、英語が話せる方がいれば英語で説明してくれるので、参加したい場合は参加方法を聞いてみてください。
この広場からさらに東方面へ約500mほどまっすぐ歩いたところにある、今回の目玉ともいえる作品の展示場所へ。
大きな建物を上から下まで使った大作でした。
二つの建物が巨大なラップのような物で繋がれていて、ライトアップやプロジェクションマッピングが投影されていました。
バンコクデザインウィークは、日中から22時くらいまで開催されていますが、こちらの会場のように、屋外展示作品でライトアップなどの演出がる場合は、暗くなってから訪問したいですよね。
作品によって、展示場所や作品の種類が違うので、事前に日中行きたい場所と夜間に行きたい場所を決めておくと、観たいものを確実に観ることができると思います。
床がミラーになっていて、ライトアップされている空間。
近くの建物の中にはDJがいました。
これも一つの作品です。
娘はDJに釘付けで、しばらくこの場所から離れないほど気に入った様子でした。
あっちにもこっちにもアートが溢れていました。
バンコクデザインウィーク2023の目玉作品の展示場所ということで、たくさんの人で賑わっていました。
バンコクデザインウィーク まとめ
バンコクの発展に深く関わっているこのアートフェスティバルは、世界中から注目を集めているフェスティバルの一つです。
写真やイラスト、粘土やガラスで作られた作品、建物を使った大きな作品など、様々なアート作品にたくさん出会えるバンコクデザインウィークは、アートが好きな人もそうでない人も、みんなが楽しめるアートの祭典なのではないでしょうか。
子供にとっても、たくさんの発見や興味が湧くイベントだと思うので、アート教育の一つとして一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。