シンガポールの年間気候(天気)
まずはシンガポールの「年間の気温」について。
気温は朝夜25℃、日中30℃がデフォルト
1月〜12月年間の気温を月別にグラフにしました。
ちなみにこのデータは過去30年間(1981-2010年)の平均です。最近は異常気象もあるためちょっと事情が違いますが、傾向としてはまったくおなじ。
グラフにしたとおりシンガポールの気温は年間とおして25℃~33℃くらいです。
なお、
日最低気温というのは、その日における最低気温のことですので早朝・夜の気温とお考えください。
日最高気温というのは、その日における最高気温のことですので日中の気温とお考えください。
つまりグラフを見ると、
- 日中の気温 → 30℃から暑いときで35℃くらい
- 朝夜の気温 → 25℃前後くらい
- すべて平均すると28℃前後くらい
日中はたしかに暑いし日差しも強いですが、朝夜は年間とおして過ごしやすいですね。
※季節による変動あり
もっとも寒い12月ですら朝夜24℃、日中30℃
月別でみるともっとも寒い月は12月。
ところが…
- 平均気温26.4℃
- 日最低気温の平均24.0℃(≒朝夜の平均気温)
- 日最高気温の平均30.2℃(≒日中の平均気温)
なお日最低気温というのは、その日における最低気温のことですので早朝・夜の気温とお考えください。日最高気温というのは、その日における最高気温のことですので日中の気温とお考えください。
つまりシンガポールでもっとも寒い12月の気温は…
朝夜は24℃くらい、
日中は30℃くらい、
結果として1日トータル平均するとだいたい26℃くらいになります、ということですね。
ちなみに南国・沖縄ですら12月-1月の冬は平均気温17℃くらいになります。
それを考えるとシンガポールがどれだけ快適か(暑いか)わかると思います。
もっとも暑い5月・6月でも朝夜25℃、日中32℃
いっぽう月別でみてもっとも暑い月は…
5月・6月が同ランクで
- 平均気温28.3℃
- 日最低気温の平均25.4℃(≒朝夜の平均気温)
- 日最高気温の平均32.0℃(≒日中の平均気温)
つまりシンガポールでもっとも暑い5月-6月の気温は、
朝夜は25℃くらい、
日中は30℃くらい、
結果として1日トータル平均するとだいたい28.3℃くらいになります、ということですね。
熱帯気候とはいえ、そんなに死ぬほど暑いっていうわけじゃありません。
日本の真夏のほうがよほど暑いです。
余談ですが7月・8月に日本からくる出張者は
「シンガポール、すずしいですね!!」
といって喜んでます。
これは大げさじゃなくって本当の話。わたしも8月お盆には日本に帰りますけど、やっぱり日本の夏のほうが暑いと感じます。
日本の夏との比較
念のため日本の東京における8月の平均気温とくらべてみましょう。
- 東京都心
平均気温26.4℃
日最最低気温の平均23.0℃(≒朝夜の平均気温)
日最高気温の平均30.8℃(≒日中の平均気温) - シンガポール
平均気温28.3℃
日最低気温の平均25.4℃(≒朝夜)
日最高気温の平均32.0℃(≒日中)
※1981-2010年までの過去30年間のデータ
※出所|気象庁およびシンガポール政府
ごめんなさい。
どの数字をとってもシンガポールのほうが暑いという結果になりました…
ちなみに2017年8月の東京都心の最高気温は37.1℃だったそうです。
シンガポールでも場所によっては日中35℃くらいになることもあります。
ただなんというか「うだるような暑さ」ってことはありません。
ということでシンガポールの気候と日本の夏は似たようなものですが、体感的にはシンガポールのほうがすずしいと思います。
おそらく夜にかけてそれなりに気温が下がることが理由かと。
シンガポールにはヒートアイランドや熱帯夜のようなものが(あまり)ないですね。
※注意)シンガポールでも日中、オフィス街など場所によっては35℃くらいになります。
降水量(雨とかスコールとか)
シンガポールの年間の気候・天気。
つづいてシンガポールの降水量(雨とかスコールとか)について。
年間で雨はどのくらい?降雨量と日数
まずは年間の降雨量(降水量)について簡単に。
降 水 量 【年間】 |
降 雨 日 数 【年間】 |
|
---|---|---|
シンガポール | 2166mm | 167日 |
東京 | 1500mm | 115日 |
シンガポールの年間降雨量は2165.9mm
降雨日数*つまり雨の降った日数は167日くらい
おおよそ年間の半分は雨が降っていますね。
比較として、
東京の年間降水量は平年値(過去30年間の平均)でだいたい1500mmくらい。
東京の降水日数は115日(2015年)。
シンガポールは雨の日がおおく降水量もおおいことがわかります。
(ただしそのほとんどはスコール)
ちなみにシンガポールでは雪が降らないため「降水」ではなく「Rainfall = 降雨」という言い方をするのが一般的です。
*降雨日数は「降雨量0.2mm/日」以上の日をカウント。データは過去30年間(1981-2010年)の平均。
雨季・乾季で雨はどのくらい降る?降雨量と日数
月ごとの降雨量(=雨の量)・降雨日数(=雨の頻度)をグラフで見ると…
やはり雨季(11月・12月・1月)の降雨量はおおいですね。
ただ降雨日数だけ見ると、乾季と雨季でそこまで大きな差はなく10~20日/月のあいだに収まっています。
傾向として、
雨季はしとしと降る雨がおおく、乾季はスコール(突然の雷雨&強風)がおおいため結果として年をとおして雨はたくさん降ります。
スコールはどれくらい?雷雨回数
つづいて雷雨・スコールの回数について月ごとにまとめておきます。
1月2月をのぞくと、ほとんどの月で2日に1回のペースで雷雨が発生しています。雷雨のうちどれくらいがスコールかは統計ありませんけど…
降雨日数よりもこの数字がおおくなっている月もありますが理由は不明。
降雨日数よりもこの数字がおおくなっている月は…
雨をともなうスコールだけでなく、雨をともなわない雷雨ということでしょうか?それってもはや雷雨とは言わないんじゃないのかな…
それとも1日2回以上のスコールは「雷雨日数2」とカウントされるのかも…
正直よくわかりません。
まぁどっちでもいいや。
日本との天気比較
これでもまだシンガポールの気候(天気)がイメージできないというあなたへ。
日本(東京都)vs シンガポールの天気比較をグラフで示しておきます。
日本・シンガポールどちらも1981-2010年の過去30年間の平均値です(平年値というらしい)。
ご参考にどうぞ。