シンガポールの住居は家賃が高いくせに住居の作りはチープで、様々なトラブルが絶えないのが特徴。そこで周囲の日本人駐在員や現地就職者から聞いた情報を基に「シンガポール住居のよくあるトラブル集」についてまとめてみました。
筆者のシンガポール住居事情
本題に入る前に私の住居事情について少し述べておきます。私のシンガポール住居は外国人用に作られたプール付き高級コンドミニアムで、家賃は月にSGD6,000(約48万円、為替80円)。
広さは100m2ほどで3ベッドルームとリビング、キッチン、メイド部屋があります。シャワールーム・トイレはバスタブ付きが一個と来客用が一個、メイド用が一個の3つ。
これでも決して家賃が高い方ではなく、シンガポールのコンドミニアムでは中間くらいの家賃です。
それでは本題にはいります♪♪
見た目は高級、中身はチープ
シンガポール住居の特徴を一言で表現すると、こんな感じになります。
う〜〜ん。どんなコンドミニアムも外から見るともの凄く良く見えます。でも中身をみると、本当にチープで重厚な建物に住んでいる日本人からすると許し難いのです。
鉄筋コンクリート住宅なのに壁と天井が薄い。騒音
シンガポールには防音という言葉は存在しません。本当にコンクリート使ってるの?と言いたくなるほど作りはチープで薄いです。周囲の音が聞こえてきたり、上階の音が聞こえるのは我慢が必要です。
窓ガラスも薄い。騒音
窓ガラスは手で簡単に割れそうなくらい薄く当然、防音の機能はありません。外で工事中の建物がある場合、朝から夜まで騒音が最悪です。
シンガポールは日本と違って工事や騒音に関する規制が厳しくないようで、朝7時から夜10時くらいまでドリルやダンプなどの重機械の音がうるさくてイライラします。さらには工事の休みもないようで基本は365日工事中…本当にどうにかして欲しい…
ドアが薄い。騒音
ドアが簡単に蹴破れそうなことにも衝撃を受けました。当然、外からの音は聞こえ放題。さらにはドアの下に0.5cmくらいの隙間があります。これは理由は分かりませんが、どの住居もそうなっているようです。
ダストシュートからゴキブリ発生
私のコンドミニアムでは発生したことがありませんが、これも報告事例が多数あります。シンガポールはこのダストシュートから全てのゴミを捨てることになります、ベースにある巨大なゴミ箱からゴキブリが上がってきて、ダストシュートの隙間から発生するらしいのです。
ペストコントロール(シンガポール政府が行う殺虫剤を大量にばらまく儀式、月に1回)の時に逃げ場を失ったゴキブリが、一匹や二匹ではなく大量に発生するらしいので、なんとも恐ろしい話です。
ちなみに、こちらのゴキブリは沖縄同様、南国サイズ(大きい)らしいです。未だにシンガポールでゴキブリに遭遇したことがないので見かけたら報告しますね♪
必ずヤモリ君と同居
ゴキブリねたを書いたので虫に関してもう一つ、シンガポールの住居では何階に住んでいようと関係なくヤモリ君が出没するのです。頻度は月に1回くらい、本当はもっと出没していて気づいていないだけかも!?
全長は5-10cmくらいで、無害なため慣れれば平気なのですが動きが予想以上に早く、最初ビックリします。
新築はトラブルばかりなので止めておく
これはシンガポール現地人と駐在員の間では常識ですので詳しくは解説しませんが、シンガポール住居探しでは新築を選ぶのは止めておきましょう。
築10年以上経過すると老朽化が始まる
もともと作りがチープな上に、シンガポールという年中30℃で湿度の高い気候であれば、老朽化も日本よりは早くて当たり前です。どの住居も内装をリニューアルして綺麗にはしてますが、築10年以上物件では建物全体の老朽化は避けられません。
水漏れ、水周りの臭い、水周りトラブル
これは新しくても古くても関係なく起こる事象です。水漏れは単に建築レベルが低すぎて配管が壊れたりすることによる故障、新築に最も多いトラブルです。
臭いはなんともならないですが、水漏れは工事業者に頼めば何とかなるそうです。
まとめ
外国人用の高級マンションですらこのような状態なのですからローカルのHDB(現地人専用マンション)は、どんなとんでもないトラブルがあるのだろうか?と疑いたくなります。
「シンガポールは暑いから住宅は簡素な作りなのかなぁ…」
と無理やり自分を納得させているのでした〜〜(泣)
以上、シンガポールで住居探しをされる皆様のお役に立てましたら幸いです。