シンガポールで深夜早朝にタクシーを使うとき。
いろいろと注意点がありますのでまとめておきます。
メーター割増料金+50%が適用となる
シンガポールのタクシーは深夜0:00~早朝6:00までの間に乗車するとメーター割増+50%が適用されます。
日本は2割増しであることを考えるとだいぶ高いですね。
意外にも「たっか!」となるケースあり。とくに長距離を移動する場合には要注意。
そして。
この割増料金は支払いのときになって急に料金に反映されます。
なので最後の請求金額を見たときに「ボッタクリか!?」と思ってしまうことも。。。
でも決してボッタクリではありません。割増料金が発生しているだけです。
シンガポールのタクシーはメーター料金がそもそも東京の1/7以下。
つまり。メーター割増+50%といっても日本のタクシー料金よりはまだまだ割安です。
深夜早朝タクシーの料金体系
深夜早朝におけるタクシーの料金体系をまとめておきます。
比較として東京のタクシー料金(深夜早朝)も並べておきますね。
🇸🇬シンガポール | 🇯🇵東京 | |
初乗り | S$3.2~3.9 約256~312円 |
410円 |
メーター距離 *深夜早朝 |
S$0.33 約26円 | 162円 |
低速/停止時 *深夜早朝 |
S$0.33 約26円 | 48円 |
迎車 | 通常 S$2.3 約184円 ピーク S$3.3 約264円 予約 S$8 約640円 |
410円 |
その他 | 有料道路 ロケーション サーチャージ |
有料道路 |
▼単位をシンガポール基準に合わせて再計算しました。為替1S$=80円で計算。
初乗り運賃:シンガも東京も約1km
メーター:シンガS$0.22/400m x 1.5 vs 東京80円/237m→135円/400m x 1.2
停止時:シンガS$0.22/45秒 x 1.5 vs 東京80円/90秒→40円/45秒 x 1.2
表にしたとおり。
- 初乗りは東京より3割安い程度。
- でもなんとメーター料金は東京=シンガポールの6倍!!
ということで移動距離にもよりますが東京のタクシー料金の1/3以下にはなります。
たとえメーター料金が5割増しになったとしても、日本のタクシーに比べてぜんぜん安いことがお分かりになるかと思います。
深夜早朝でも市内エリアならタクシー捕まる
シンガポールのタクシーは市内エリアなら。深夜早朝でもタクシーはがんがん走っています。
旧正月などのとくべつな祝日でない限り、需要よりも供給多め。
なので。
わざわざ最寄りのタクシー乗り場に行かずとも、道ばたで手を振っていればタクシーを捕まえることができるでしょう。
もし捕まらなければGrabタクシーをつかう
もし乗車エリアがビミョーでタクシーが捕まりそうになければ。。。
タクシー配車アプリ「Grabタクシー」「ComfortDelGro」のどちらかを使ってタクシーを呼びましょう。
初心者にはGrabタクシーが使いやすくてオススメ(ただし英語のみ)。
クレジットカード払いOK☆でも手数料10%・・・
最近はタクシーでクレジットカードをつかう人たちも増えてきましたね。
でもでも。
シンガポールのタクシーはクレカ払いだと10%の手数料をとられます。*タクシー配車アプリGrabタクシー除く
なのでたとえば。
チャンギ空港から市内まで乗ってS$20だったとしたら。。。
クレカ払いだと手数料10%が加算されS$20 x 1.1=S$22の支払いとなります。
さらに。
もっと細かい話をすると、この手数料には税金VAT 7%が別途加算されます。
なので正確には、
- ①料金S$20
- ② 10%手数料 = S$2 *S$20 x 0.1
- ③ 手数料に対する税金VAT 7% = S$0.14 *S$2 x 0.07
- ①②③の合計:S$22.14
というようにS$22.14の支払いとなります。
どんなにレートの悪い外貨両替所でも10%の手数料をとるところはありません。
なので…
シンガポールドル(S$)に両替し現金を多少なりとも持ち歩いたほうがお得!!
ということになります。
VISAカードは使えない!?
日本でクレジットカードと言えば。。。
まず思い浮かぶのがVISAカードではないでしょうか?
でもこのVISAカード、シンガポールのタクシーでは使えない場合もあるのです。。。
もちろんほとんどのタクシー会社ではVISAも使えます。
でも。
▼赤のカラーが特徴的なトランスカブ (Trans Cab)はVISAカードによる支払いを受け付けていません。
じゃあ赤いタクシーに乗らなければ良いだけなの!?
というとまぁそうです。
でもタチの悪いことに。
この赤いタクシーは結構よく見かけるのですよね。どうしても使わざるを得ない時もあるのです。。。
どのタクシーでも使えるクレジットカード
ということなのでタクシー運営会社によって使える・使えないクレカあり。
じゃあすべてのタクシーで使えるクレジットカードってないの!?
もちろんあります。
どのタクシー会社でも使えるカードは2019年現在、以下3つだけかと。
- マスターカード (Master)
- JCBカード
- アメックス(American Express)
主要ルートの目安タクシー料金
あとは。
観光やビジネスでよくつかうであろう、主要ルートにおけるタクシー料金の目安をご紹介しておきますね♪♪ *あくまでも目安です
チャンギ空港から市内エリア
*為替は1S$=80円で計算。
- 通常時 S$20 約1,600円
- ピーク時間 S$25 約2,000円
- 深夜早朝 S$30 約2,400円
- 通常時 S$23 約1,840円
- ピーク時間 S$30 約2,400円
- 深夜早朝 S$35 約2,800円
- 通常時 S$23 約1,840円
- ピーク時間 S$30 約2,400円
- 深夜早朝 S$35 約2,800円
- 通常時 S$28 約2,240円
- ピーク時間 S$35 約2,800円
- 深夜早朝 S$41 約3,280円
セントーサ島から主要エリア
*為替は1S$=80円で計算。
- 通常時 S$30 約2,400円
- ピーク時間 S$35 約2,800円
- 深夜早朝 S$40 約3,200円
- 通常時 S$15 約1,200円
- ピーク時間 S$19 約1,520円
- 深夜早朝 S$22 約1,760円
- 通常時 S$16 約1,280円
- ピーク時間 S$19 約1,520円
- 深夜早朝 S$22 約1,760円
- 通常時 S$30 約2,400円
- ピーク時間 S$37 約2,960円
- 深夜早朝 S$43 約3,440円
マリーナベイサンズから
*為替は1S$=80円で計算。
- 通常時 S$23 約1,840円
- ピーク時間 S$28 約2,240円
- 深夜早朝 S$33 約2,640円
- 通常時 S$13 約1,040円
- ピーク時間 S$15 約1,200円
- 深夜早朝 S$17 約1,360円
- 通常時 S$15 約1,200円
- ピーク時間 S$18 約1,440円
- 深夜早朝 S$21 約1,680円
シンガポールのタクシーは安心安全!
シンガポールの治安は日本よりも良いくらい。
深夜でも酔っ払いにからまれることなど一切なく(いたら警察にすぐ捕まる)。
さらに深夜でも女性や子供だけで歩けるくらい、ホントに治安の素晴らしい国です。
そしてぼったくりタクシーもほぼ存在しません。
なのでご安心くださいね☆
ボッタクリと勘違いしやすいポイント(汗)
なおわたし自身、シンガポールに移住したばかりの時はタクシー料金の仕組みをよく知らず。
何回も「ボッタクリか!?」と思った瞬間があります。
その一部を紹介しておきますね。
▼こんないかにも高級そうなタクシーに間違って乗ってしまうと「ボッタクリか!?」と勘違いします(汗)。実際には高級タクシーなので、もともとの値段が高いのです。
あるいは。
場所ごとにかかるロケーション サーチャージの仕組みをよく知らずに。
支払いのときに急に追加されたサーチャージ料金を見て「ボッタクリか?」と勘違いしてしまうことも。。。
また。
深夜早朝のメーター割増+50%の仕組みを知らず「これってボッタクリじゃ!?」と勘違いしたこともあります。
タクシーの料金体系をザックリ予習しておこう
このような失敗というか、勘違いを防ぐため。
観光やビジネスの前には。
シンガポールのタクシー料金についてザックリと予習しておくことをオススメします。
▼別記事にてくわしくまとめましたのでご参考にどうぞ。