シンガポールのタクシー事情、乗り方や料金・車種などを徹底解説!

シンガポール観光の際に気になる交通移動手段!! シンガポールの国土は東京都内くらいの広さしかないので、公共交通機関(地下鉄MRT・バス)の交通網が整備されていてとても便利、しかも安い。S$2(170円くらい、2015年12月為替S$1=約86円)で大抵の行きたい場所へ行けます。

更にタクシーの移動も安くて便利、S$20(日本円1700円くらい)以内で行きたいところへ行けるでしょう。国が車の台数を完全に管理しているので、交通も東京都内やソウル市内・バンコク・ジャカルタ・ホーチミンなど周辺のアジア諸国と比べるとスムーズです♪♪

タクシーに乗ったけど、全く動かなくてイライラ!?なんてことは一度も経験がないです。 時間とコストを考えて、最も良い方法で移動しましょう。
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*ラッフルズシティー入り口のタクシー乗り場

どうやってタクシーに乗るの?

 まずはタクシーに乗る方法です。日本と文化が違いますので、道端に立って手を上げていてもあまり停まってくれませんのでご注意を!!

Grab Taxi(グラブタクシー)などのタクシー予約アプリを使えば、マンションの前であろうと、どこでも10分程度でタクシーが来てくれます。

ただし、シンガポール観光初心者には以下の方法がおすすめです。

必ずタクシー乗り場で待ちましょう!

観光地やホテル、オフィス、デパートの出入り口には必ずと言っていいほどタクシー乗り場があります♪ここで並んで順番が来るのを待ちましょう。

乗る前に行き先を伝えましょう!

シンガポールのタクシーで最も困るのが、乗車拒否です。。。*Can not (キャンノット)といわれることがしばしばあります(笑)。これはタクシーの運ちゃんが行きたいか行きたくないかで決まってしまいます。マニアックな場所に行くときに頻発、5台くらい断られることが平気であります。

乗る前にちゃんと行きたい場所を伝えましょう☆

*シンガポール英語=シングリッシュの特徴的なフレーズ。シンガポール人は「できる=Can」「できない=Can not」で済ませてしまいます!「キャンキャン → いいよ!」「キャナット → 無理だね!」

お支払いはできるだけ現金で!VISAカードは使えない

シンガポールはクレジットカード社会なので当然使えます。ですが、タクシー料金支払いの場合、最も有名な国際クレジットカードブランドVISAカードが使えないタクシーがほとんど(笑)。ではどんなカードが使えるかと言うと、MASTER CARDがとりあえず何でも使えて、JCBもまぁ大丈夫というくらい。

更にはタクシー運転手にカードでの支払いを断られる場合がありますので、できるだけ現金で払いましょう。


タクシーの運賃・価格は?

タクシー会社や車種により違うので、シンガポールで一番メジャーのComfort TaxiとCity Cabの価格(どちらのタクシーも同じ会社が運営していて60%以上の業界マーケットシェア)で解説します♪

チャンギ空港から中心地に出るまで、大体25シンガポールドル前後(日本円で約2150円)くらい見ておけば大丈夫です♪ *2015年12月時点での情報ですので、ご留意ください・・・

初乗り運賃

車種 初乗運賃
セダン:Hyundai(現代自動車) Sonata タクシー S$ 3.2
セダン高級:Hyundai(現代自動者) i-40 タクシー S$ 3.7
バンタイプ:リムジンタクシー S$ 3.7

*初乗り運賃は~1kmまでの移動距離

メーター加算運賃

タイプ 距離10km未満 10km以上 停止時
セダン:通常タクシー S$0.22(400m毎) S$0.22(350m毎) S$0.22(45秒毎)
バンタイプ:リムジンタクシー S$0.30(400m毎) S$0.30(350m毎) S$0.30(45秒毎)

*上の運賃表を1キロに換算しなおすと0.55ドル(約50円)程と日本の1キロ321円(東京)と比較にならない程安いです!!

ただしここからが要注意!!

これだけ見ていると日本よりだいぶ安く感じるのですが、実はそんなことはありません。深夜・観光地特別料金・ピークタイム・休祝日加算料金・予約料金・シティーエリア特別加算など、色々なサービス料金が加算されていくのです。

メーターだけ見ているとS$10くらいだったのが、請求される段階で倍になったりします。

知らないと「ぼったくりか!?」と一瞬疑ってしまいます。結果的に運賃が高くなることに変わりはありませんが、ぼったくりではありませんのでご安心を^^


タクシーの追加・割増料金一覧

追加料金項目 追加運賃
①シティエリア・サーチャージ
*シティエリア(観光の場合はほとんどこのエリアに該当するかと・・・)から乗車時17:00-24:00の間
S$ 3.0
②ピークタイム・サーチャージ
*毎日PM6:00-24:00
*平日AM6:00-9:30
メーター運賃の25%割増
③レイトナイト・サーチャージ (日本の深夜・早朝割り増しに近い)
*毎日AM0:01-5:59
メーター運賃の50%割増
④ERP(Electronic Road Pricing)・チャージ
*市内中心部に設置されているERPゲートを通過するごとに加算。
*ERPとは市街地の渋滞を緩和するために導入され、車両が道路を通る際に自動で料金を徴収される仕組み。市街地が全て日本でいう高速道路で、ETC自動料金徴収になっているイメージ。
⑤ブッキング・チャージ (タクシー予約料金)
*平日AM6:00-9:30 および *毎日PM6:00-24:00
*上記以外
S$ 3.3
S$ 2.3
⑥観光地から乗車する場合の特別チャージ - 下にまとめます
⑥-1 チャンギ空港、その周辺からの乗車時
*金・土・日の17:00-24:00
*上記以外の全ての日および時間帯
S$ 5.0
S$ 3.0
⑥-2 マリーナベイ・クルーズセンターからの乗車時
*全日AM7:00-10:59
*上記以外の全ての日および時間帯
S$ 5.0
S$ 3.0
⑥-3 セレスター空港、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、セントーザ・リゾート・ワールドから乗車時 S$ 3.0
⑥-4 シンガポールエキスポ・センターから乗車時 S$ 2.0

これらの表はタクシーの中にも記載があります。しかし、あまりに細かすぎるので全ては覚えきれないです。

こんなに色々な種類の追加料金がありますので、料金が表示の倍になるケースもあるとだけ覚えておきましょう☆



使わないと損!便利なおすすめタクシー配車アプリ

シンガポールには、わざわざ電話をしなくてもスマートフォンでタクシーが呼べるアプリがあります。登録が必要ですが、GPSが自分の場所を把握し、携帯アプリから申し込むと近くにいるタクシーが勝手に来てくれるシステムです。

タクシー配車アプリはいくつかアプリあり、日本人にも使いやすいおすすめアプリを紹介します♪タクシー乗り場がなさそうな場所に行くときは、入れておいて損はしないでしょう☆

おすすめ度No. 1:Grab Taxi(グラブタクシー)

使い方は簡単。アプリをストアからインストールして、電話番号と名前を入力するだけ。あとは、目的地を入れて申し込みをすると勝手にタクシーが来てくれます!

もちろん、タクシー予約も出来ます☆目安の料金も出てくるので、とっても安心♪♪シンプルで使いやすい、おすすめアプリです。

小ネタですが、このアプリはソフトバンクの孫正義オーナーがほれ込んだアプリで、彼はアプリ開発会社の筆頭株主でもあります。

おすすめ度No. 2:Comfort Del Gro(コンフォート・デルグロ)

グラブタクシーと似たようなアプリです。こちらのアプリの方がタクシーが早く来る!という人もいますが、どちらにしろ早く来ます☆

会話の小ネタに♪タクシーの車種事情☆

 シンガポールのタクシーはほとんどが韓国HYUNDAI(ヒュンダイ自動車)製です。で、TOYOTAプリウス、ベンツ、シボレーと続きます。(ベンツとシボレーは2~3割くらい価格も高め)

タクシーの運転手によると、ここ10年くらいの間にトヨタクラウンがヒュンダイ自動車に置き換わってしまったとのこと。クラウンは10年乗ってほとんど故障なかったのに、ヒュンダイは毎月のように故障して全然だめ、仕事にならないよ。。。とボヤいていました。

シンガポールでは、10年使った車は走ってはいけないルールになっていて、ちょうど2016-2020年くらいでタクシーがヒュンダイに変わり始めてから10年が経過しそうです。今後日本車が増えることに期待しましょう!!
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*ヒュンダイ自動車の最もよく見るかけるタクシー

まとめ

●タクシー運賃は日本と比べるとかなり安い

●タクシーは必ずタクシー乗り場でつかまえること

●お支払いは現金がおすすめ

●タクシー配車サービスアプリを使えば、10分以内にどこにでも来てくれる

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