シンガポールで地下鉄 (MRT)や電車 (LRT)に乗るなら、交通系カードの利用がお得でオススメ!!
たとえばチャンギ空港⇆市内中心地オーチャードのMRT料金は、
- 正規料金:S$2.5 約200円
- 交通系カード (EZ-Link)利用なら:S$1.81 約148円
というように3割近くも安くなります。
そして1駅・2駅の近距離移動の場合にはなんと半額ほどに!!
作る手間はありますけど、その価値は十分にあります。
それでは。
交通系カード (EZ-Linkカード)の作り方・チャージ方法などを紹介していきますね。
EZ-Linkカードとは?
EZ-Link Card (イージーリンク カード)は日本のSuicaのようなプリペイド式の交通系カード。
英語のEasy (イージー・”簡単な”の意味)とEZをかけて名付けられています。
地下鉄(MRT)の駅構内や現地セブンイレブンで購入できます。
冒頭で紹介したように、シンガポールでの交通はEZ-Linkカードを使うのが一番便利でお得☆
使い方も日本の交通カードと似たようなもの。
地下鉄の改札窓口で買った場合はカードにSGD7 (約560円)がチャージされているので、あとは改札で「ピッ」とタップするだけでOK。
交通系カード(EZ-Link)の作り方・買い方
この便利なEZ-Linkカードはどのように作れば良いのか!?
買い方の手順をまとめておきます。
▼写真左がTicket Office。*なお右側に見える自動券売機ではEZ-Linkカードは買えません。ご注意を!
また日本と違って地下鉄料金はかなり安く、これだけでも1~2日の観光には十分な金額です。
▼シンガポールのMRT駅の改札の様子。緑色に光っている上部にタップするだけでOK。ちなみに赤色に光っていたらタップNG (写真右)。
以下のルールに違反すると罰金 (=英語でFine)を課せられることがありますのでお気をつけくださいね。
- 喫煙禁止:罰金S$1,000 約8万円
- 爆発物の持ち込み禁止:罰金S$5,000 約40万円
- 飲食禁止:罰金S$500 約4万円 *子供の水分補給だけは多めに見てくれます。
- ドリアン持ち込み禁止:罰金??
窓口で買わなければいけないのでちょっと手間取るかもしれませんが、結果的には毎回切符を買うよりも便利でお得になります。
ぜひお試しください!!
発音は「イー・ズィー・リンクカード」ですのでご注意を!!英語のEasy (イージー)とEZをかけているようです。「イー・ゼット~」ではありません。
現地セブンイレブンでも購入できる
MRT駅の中にあるチケットオフィスで買う方法以外にも。
シンガポール現地のセブンイレブンでもEZ-Linkは買えます。おなじみの店舗デザインは日本とおなじ。
セブンイレブンはここシンガポールでも歩けばかならずどこかに見つけられるほど一般的です。
事前に購入しておきたければこの買い方もオススメ。
買い方はレジで店員に「イーズィーリンクカード、プリーズ!!」と言えばOK。
セブンイレブンで購入する場合の値段はS$10約800円。S$5がチャージされS$5は手数料として消えます。
チャージ方法は英語だけど簡単♪
残額が足りなくなったら券売機でチャージすれば良いだけ。
英語での案内になりますが落ち着いてやればできます!
チャージの手順も紹介しておきますね。
チャージの手順
まず地下鉄の駅改札ちかくに行き券売機を探しましょう。写真の右手に見えるのが券売機です。
券売機を見つけたあとからの手順を紹介していきますね♪
支払い方法は現金払いなら「CASH」を選べばOK。
もちろんクレジットカード払いにも対応しています。
だけど日本で発行されたクレカは使えないケースも多かった気が。。。
VISA、マスター (Master Card)、JCBあたりのクレカはシンガポールでも汎用的なので使える可能性は高いです。
でも念のため、現金も多少はお持ちくださいね。
▼これまでのすべての手順をまとめるとこんな感じです。
EZ-Linkカードの種類と値段
- 地下鉄の改札窓口で購入:S$12約960円
うちS$7がチャージされS$5は手数料に消えます。 - セブンイレブンで購入:S$10約800円
うちS$5がチャージされS$5は手数料。
▼EZ-Linkカードのデザイン (表・裏)。いろいろデザインあるらしいのですがデフォルトだとこんな感じ。
使うとこんなにお得!
EZ-Linkカードは便利なだけでなく、普通にチケットを買うよりかな~り安くなります。
たとえばチャンギ空港⇆市内中心地オーチャードのMRT料金は、
- 正規料金:S$2.5 約200円
- 交通系カード (EZ-Link)利用なら:S$1.81 約148円
というように3割近くも安くなります。
15駅くらい乗ってこれなので、いかに安いかわかります。
そして1駅・2駅の近距離移動の場合にはなんと半額ほどに!!
シンガポールの地下鉄(MRT)はもともと安いのですけどEZ-Linkカードをつかえばさらにお得に!
こうなると移動にかかる費用はほとんど無視できるレベルになります。
また何回か乗ればカード発行手数料のS$5もすぐに元が取れますよ☆
公共バスでも使えてお得になる!
さらにこのカード、公共バスでもお得な割引料金でつかえます!
- 3.2kmまでの料金 S$1.5 → S$0.83 (大人)
というように地下鉄とおなじくおおよそ半額に!!
もはや移動の必須アイテムと言えます。
観光客が市内の公共バスに乗るのはハードル高いとは思いますが、最近はシンガポール版Googleマップも進化してバスルートもかなりの精度に!
観光の際には公共バスも移動手段のひとつとして使ってみても良いでしょう。
*料金はSBS公式サイト (英語)より
EZ-Linkカードを使う際の注意点
ここまで良いことばかり書きましたが、EZ-Linkカードを使うデメリットもあるにはあります。注意点をまとめておきますね。
1人1枚ずつ必要!
もっとも重要な注意点がこれ。
MRTや公共バスを使うとき1人1枚ずつ必要。
なのでたとえば。
3人分を1枚のEZ-Linkカードでまとめ払いすることはできません。
MRTや公共バスは政府系の会社が運営しているので、こういうめんどくさいことには一切対応してくれないのですよね。。。
払い戻しは残金S$10以上で対応してくれる
交通系カードの欠点として。
ちょうどゼロにすることは難しく、ほぼ確実に余ります (汗)
で、EZ-Linkカードは払い戻しできるの??
ということですが、EZ-Linkカードの払い戻しは残金がS$10 (約800円)以上ある場合にのみ対応してくれます。
少額だと払い戻ししてくれないのですよね。。。
在住者なら最初から最後まで必須の一枚ですが、一度きりの観光でしたらその辺りのことも意識してチャージしたいですね。
EZ-Link Card手数料のS$5は戻ってこない
また最初に引かれた手数料S$5 (約400円)はもどってきません。
でもMRT料金や公共バス料金が3~5割ほど値引きになるので、何回か乗れば簡単にチャラになりますよ☆
身長90cm以下の子供は無料
シンガポールの地下鉄は「身長90cm以下の子供は無条件で無料」になります。
日本と違って年齢関係なく身長で決まるのですよね。
改札では1人1人チェックしているわけではないので90cmを多少超えてても問題ありません。だいぶアバウトです。。。
乗り方は日本とおなじく大人と一緒に改札を通過すればOK!!
身長91cm以上の子供でも7歳未満(小学生未満)なら無料 *ただし。
さらに。
「身長91cm以上の子供でも7歳未満(小学生未満)でしたら同じく無料」になります。
この場合はEZ-Linkカードではなく。
「Child Concession Card (チャイルド コンセッション カード)」という専用のカードが必須となります。
作り方はEZ-Linkと同様。
MRT駅の改札付近に設置されている窓口「Ticket Office」で申請し、カード発行してもらいます。
身長91cm以上で7歳未満の子供はフツーに改札を通るだけではタダになりません。ご留意を!
*この子供割引は2014年に適用となって2019年現在も継続されています。
「Child Concession Card」申請にはお子さん本人のパスポートをお忘れなく!!
クレカがEZ-Linkの代わりに!SimplyGo始動
シンガポールの交通系カードを長々と紹介しておきながらアレですが。。。
お手持ちのクレジットカードをかざすだけでMRTやバスに乗れちゃう!!という支払いサービスが2019年4月から開始されました。
- MRT料金もEZ-Link同様に割引されてお得。
- チャージ不要
- 手数料なし
- 残額の心配なし
- 日本のクレカでも使える (実証済み) *現在VISA・マスターのみ対応
なんで今までなかったんだろう!?と思うくらい。
これがあるともう交通系カードは不要になりますね。。。
くわしくは公式サイト(英語)にてご確認を。