「シンガポールに語学留学をしたい!英語を身につけるために就職・転職したい!」
というあなたへ。シンガポールに語学留学するとネイティブ英語とは全く違う英語に触れることになるので要注意です。
そこで今回はシンガポールの独特英語(シングリッシュと言われる)の話題。
英語をまともにしゃべる人々に「シングリッシュをどう思うか」インタビューしてみました。
シングリッシュが分からない。自分の英語も通じない
《アメリカ帰国子女談》
シンガポールで暮らして一番ショックだったこと。
それは英会話が通じないことでした。シングリッシュは単語だけで会話する英語。
文章構成・文法はあってないようなもの。
発音もイントネーションもネイティヴイングリッシュとは違う。英語で最も重要な「主語」の部分が抜け落ちているので理解が難しい。
シンガポール人は自分たちが間違った英語を使っていても気にしないところ。なぜなら彼らの中ではそれが普通だから。
「コミュニケーションがとれないのは相手の英語力の問題」と人のせいにしています。
結局、シンガポール人相手に正しい文法を使った英語を求めることは諦めました。
本気で英会話したら理解できてなかった
《ネイティブスピーカー》
英会話教師(ネイティブ・アメリカ人)のコメントです。
彼らは自分のシングリッシュが正当な英語だと思っているので、もう正しい英語を教えるのは諦めました。
ローカル幼稚園に子供が入園→シングリッシュ即退園。
《駐在員妻》
シンガポールは英語の国だと聞いていたので、ローカルの幼稚園に入れても問題ないだろうと思っていたが…
あまりにひどいシングリッシュ英語になったため即刻退園。
欧米人が多いインターナショナルスクールに入れ直す→綺麗なネイティブ英語を習得。
*注意:シンガポールのインターナショナルスクールは名前だけ。
現地人がほとんどを占めるスクールが多く、シングリッシュと中国語を主に学習する場所になってます。
子供にネイティブイングリッシュを本気で習得させたいのならば、できるだけシンガポール人比率の少ない場所を選びましょう。
仕事以外でできる限り関わりたくない。
《シンガポール駐在員》
私自身、会話が成り立たないことにストレスを感じました。
「ひょっとしたら私の英語がおかしいのかもしれない…」と悩んでいましたが、周囲の英語ができる人も同じことを思っていたらしくて安心。とはいえここはシンガポール。
生活するには彼らのシングリッシュを彼らのアイデンティティの一つと認め、うまく付き合っていくしかありません。
シンガポール在住です。間違いなくシンガポールの英語は滅茶苦茶です。
– 時制を無視、中国語を混ぜる。
例えばI buy apple が話の流れで過去のことだったり未来のことだったりします。しかも an, the が入っていない。英語を過去形にするのにliao を語尾につけることもよくあります。 liaoは中国語の了です。
– 発音が明らかに変。
単語の発音はクリアでなく、聞き取りに必ず苦労します。残念ながらシンガポール人同士では互換性があるようで、正しいと信じて疑いません。
– 早口でさらに訳が分からない。
せっかちな国民性で、とにかく早くしゃべる。しかも一方的にまくしたててこちらの言うことを聞かない人が非常に多いです。
– そもそも基礎からおかしい。
Do Does を使い分けません。全部基本Do です。
そんなレベルなので以下のような英語が普通に飛び交ってます。
She don’t know. He don’t play golf.
He can manage it liao.
I don’t know where is the plastic cup.
That car is sibei ugly. sibeiは中国語で、超絶、すごくの意
Walao the schedule changed liao but he never tell me befofe leh.
walao : oh my god
leh : ○○だよー、でしょー など、感情を表す。これ自体に意味はなし。
はっきり言って、この国の第一言語は中国語です。福建語と広東語両方勉強できるので、中国語の勉強には最高だと思います。
シンガポールの英語留学は絶対におすすめしません。
貴重な時間とお金を浪費して終わりますよ。
英語留学なら個人的にはニュージーランドがいいと思います。家賃が今バブルで大変なことになってますが、公営の英語教室に通って学費を節約すれば問題ないかと。Mt.Roskill Grammar school に通いましたが、国が学費のほとんどを払ってくれました。私は将来シンガポールからニュージーランドに戻るつもりです。
ニュージーランドはイギリス英語です。
アジアであればフィリピンがおすすめです。フィリピン人の英語は非常に洗練されています。フィリピンはアメリカ英語です。
在住者さん、コメントありがとうございます。
並びに返答おそくなり誠に申し訳有りません。
記事の方とは別の英会話の先生(シンガポール在住)にお伺いしたところ、
シンガポール人とコミュニケーションをとる時は、シングリッシュを意識して話すとのこと。。。
そして生徒から、それはまるで中国語のように聞こえた、と言われたそうです。
もちろんUK、US英語でも異なるところはたくさんありますが、
シンガポール英語は、
日本人が想像する、例えば洋画の中の「英語」とはかけ離れていると感じます。
頂いたコメント通り、英語を本気で学びたいならばシンガポールよりも
アメリカやイギリス、ニュージーランドなどがベターだと思います。
シンガポールの英語レベルが低いような発言をされてる方が非常に多いですが、日本人で映画を全く字幕なしでしっかり理解できる人がほとんどいないにも関わらず、シンガポーリアンは私の知り合いはほとんどの人が問題なく理解してます。彼らはイギリス映画であっても、アメリカ英語であってもかなりのレベルで理解しますよ。シンガポール人と表面だけでなく付き合えばこんなことは分かります。オックスフォードやケンブリッジで言語専門に教えてらっしゃるネイティブの方が言うのであれば分かりますが、日本人がそれを言うのは烏滸がましいです。
言語は通訳や翻訳者を目指すのなら別ですが、伝わる事が一番大切だと思います。外語に苦手意識を持つ日本人にとっては安全でしかも英語と中国語に触れ合えるシンガポールは子供の語学成長にとって悪い場所ではないと思います。
フィリピンのマニラはマカティから一歩も出ない、公共機関は使わない、というのであればそこまで危険はないですが、夜や郊外は安全ではなく、タガログ系の訛りはお世辞にもキレイとはいえません。
Noriさん、コメントありがとうございます。
シンガポール英語レベルが低いというよりも、シングリッシュと名がつくように、シンガポール英語はEnglishではないと私は思います。
おそらくNoriさんのお知り合いのシンガポーリアンの方の英語レベルが高いのだと推測されます。
実際シンガポールに在住し働いてみて、シンガポーリアンには大きく分けて2種類いると思いました。1つはきちんとした英語学校を卒業、またはアメリカやイギリスなどに留学していた方。もう1つはそうではない方。前者の場合は、アメリカ英語、イギリス英語であってもかなりのレベルで理解されることでしょう。後者の場合はどうでしょうか。Can?Can?などどいう聞き方は、アメリカやイギリスなどの他の英語圏では通じません。
そもそも英語圏ではないタイやベトナムなどと比べると、英語に触れ合うという意味ではシンガポールは良いのかもしれませんが、英語をネイティブなみに話せるようになりたい!と思いのなら、シンガポール留学は決しておすすめしません。
あるペンパルサイト上でシンガポール人から「英語教えてあげる」旨のメッセージが届きました。それがやはりメチャクチャ英語でだったので「申し訳ないですが、言語交換はネイティブの方とが希望です。」と返信をしたら、「お前は視野が狭い。シンガポールはアジアで唯一英語が公用語の国だ。だから俺は英語ネイティブなんだ。」と逆切れされました。
アジアで英語が公用語の国ならフィリピンだってあるし、そんな事も知らない様な無知な人とは言語交換のみならずペンパルとしてもお断りですが、随分自信たっぷりだったので、なんとなく「シンガポール人 付き合いづらい」で検索したら、このサイトがトップに出てきました(笑)
シンガポール人を見下している訳でも彼らの英語レベルを馬鹿にしている訳ではありません。ただやはり、基本的に母語は中国語なりマレー語なりであって、英語は母国語に過ぎず、彼らの英語は大分アレンジ(?)されていると思います。少なくとも、英語ネイティブなら「I will can help you English」とは言わないはずですから(笑)