シンガポールで観光する際の移動手段にはもっとも便利で使いやすい地下鉄 (MRT)がおすすめ!!
主要スポットへのアクセス抜群。シンガポール政府の計画力がすばらしく、せまい国土ながらよく整備されています。
路線図も慣れれば見やすく乗り換えもスムーズ。
今回はそんなシンガポールでの地下鉄 (MRT)の料金について。
料金体系や子供料金・空港から主要観光地への料金などを徹底解説していきます。
▼地下鉄プラットフォームの様子。ゲート完備で安全。混雑も日本ほどではありません。
MRTの料金体系
地下鉄MRTの料金は日本とおなじく距離によって決められます。
日本のように私鉄が何社もあったりするわけではないので料金体系は、
- おもに①MRTと、②その他(DTL / NEL / LRT)
- これにプラス③交通系カードEZ-Linkと、④毎回払いの通常チケット
でそれぞれ値段が異なり合計4つの価格設定となります。
2019年現在の料金は以下のとおり。$は現地通貨シンガポールドルの略で1$だいたい80円くらいです。
交通系カード利用 (EZ-Link Card) |
現金 | ||
距離(km) | MRT | その他* | 共通 |
3.2まで | $0.33 | $0.83 | $1.50 |
3.3 – 4.2 | $0.43 | $0.93 | $1.70 |
4.3 – 5.2 | $0.53 | $1.03 | $1.70 |
5.3 – 6.2 | $0.63 | $1.13 | $1.90 |
6.3 – 7.2 | $0.72 | $1.22 | $1.90 |
7.3 – 8.2 | $0.79 | $1.29 | $1.90 |
8.3 – 9.2 | $0.85 | $1.35 | $2.10 |
9.3-10.2 | $0.89 | $1.39 | $2.10 |
~ 省略 ~ | – | – | – |
40.2以上 | $1.58 | $2.08 | $2.60 |
*その他はDTL (Down Town Line)、NEL (North East Line)、LRT (Light Rail Transit)の料金。MRTと異なる価格設定になっています。
なお国土の狭いシンガポールでは移動はほとんど10km以内になると思いますので10km以上は省略します。
全リストを確認したい場合はSBS公式サイト(英語)からどうぞ。
・LRTは平日7.45am前に改札ゲートを通るとMRTと同料金になります。
・特急列車などは2019年現在で存在していません(今後は整備される予定)。
・40.2km以上乗るとそれ以上はおなじ料金。
シンガポールのMRT料金はとにかく安い
ということで。
シンガポールの地下鉄・電車はどこまで行っても最大でS$2.6 (約208円)。
東京の地下鉄だと1駅でもこのくらいの料金ですからホントに破格とも言える値段です。
EZ-Linkカード (交通系カード)を作っておけば半額以下に!
そしてEZ-Linkカード (日本で言うSuicaのような交通系カード)を作っておけば半額以下になります。
お得なうえに便利ですのでぜひ作っておきましょう。
作り方は簡単。
MRT駅の改札付近に設置されている窓口「Ticket Office」にいって「イーズィー・リンク・カード、プリーズ!!」と言えばよいだけ。
▼写真左がTicket Office。右は自動券売機。
▼不安でしたら以下の記事もご参考にどうぞ。EZ-Linkカードの作り方からMRTの乗り方などを細部にわたるまで丁寧に解説しています。
【地下鉄MRT】乗り方・切符の買い方などを徹底解説!
地下鉄MRTの子供料金は?
▼MRT駅の入り口はこんな感じでパッとわかる
①身長90cm以下の子供は無料
シンガポールの地下鉄は「身長90cm以下の子供は無条件で無料」になります。
日本と違って年齢関係なく身長で決まるのですよね。
改札では1人1人チェックしているわけではないので90cmを多少超えてても問題ありません。だいぶアバウトです。。。
乗り方は日本とおなじく大人と一緒に改札を通過すればOK!!
②身長91cm以上の子供でも7歳未満(小学生未満)なら無料 *ただし。
さらに。
「身長91cm以上の子供でも7歳未満(小学生未満)でしたら同じく無料」になります。
この場合は「Child Concession Card」必須。MRT各駅の改札付近に設置されている窓口「Ticket Office」で申請し、カード発行してもらいます。
身長91cm以上で7歳未満の子供はフツーに改札を通るだけではタダになりません。ご留意を!
*この子供割引は2014年に適用となって2019年現在も継続されています。
「Child Concession Card」申請にはお子さん本人のパスポートをお忘れなく!!
これだけだとちょっとイメージしにくいと思いますので。
次項より主要観光地へのMRTでの行き方と料金をまとめておきますね!
チャンギ空港からの主要観光スポットへのMRT料金
チャンギ空港→MRT Orchard駅(オーチャード・市街地最寄)
- 料金:普通S$2.5 / EZ-LinkカードS$1.81
- 所要時間:約50分
- 乗換え:2回
- 最寄り:高島屋シンガポール、パラゴン、ドンキホーテ、アイオンオーチャード、マリオットタンプラザ、グッドウッドパークホテル
▼ルート解説
チャンギ空港→MRT Bayfront駅(マリーナベイサンズ最寄)
- 料金:普通S$2.4 / EZ-LinkカードS$1.75
- 所要時間:約50分
- 乗換え:2回
- Bayfront駅の最寄り:マリーナベイサンズ、ガーデンズバイザベイ
▼ルート解説
チャンギ空港→MRT City Hall駅(ラッフルズホテル最寄)
- 料金:普通S$2.4 / EZ-LinkカードS$1.75
- 所要時間:約42分
- 乗換え:1回
- City Hall駅最寄り:ラッフルズホテル、ロングバー、スイソテル、インターコンチネンタルホテル、フェアモントホテル
▼ルート解説
チャンギ空港→MRT Raffles Place駅(フラートンホテル・金融街最寄)
- 料金:普通S$2.4 / EZ-LinkカードS$1.75
- 所要時間:約52分
- 乗換え:1回
- Raffles Place駅の最寄り:フラートンホテル、フラートンベイホテル、マリーナベイ湾岸、金融街
▼ルート解説
チャンギ空港→MRT Esplanade駅(マーライオン公園最寄)
- 料金:普通S$2.4 / EZ-LinkカードS$1.75
- 所要時間:約52分
- 乗換え:2回
- Esplanade駅の最寄り:マーライオン公園、リッツ・カールトンシンガポール、パンパシフィックホテル、マリーナマンダリンホテル
▼ルート解説
乗り換えアプリを入れるよりもGoogleマップが超便利!
最後にもうひとつ。
先ほど主要観光スポットへの料金やルートを紹介しましたが、Googleマップで簡単に検索できます。
すでにスマホにGoogleマップが入っていれば日本と同じように使えます。
普段ヤフーなど別の地図アプリをお使いの方は、Googleマップアプリを入れておきましょう!
日本語で主要な観光スポットを検索できる
たとえばGoogleマップで「マリーナベイサンズ」と入力します。
▼するとこんな感じ。
こんな風に「マリーナベイサンズ」などの主要な観光地は日本語対応してます!
さらにルート検索も超つかえる!
▼ルートも「チャンギ国際空港→マリーナベイサンズ」と入れれば、地下鉄だけでなくタクシーやバスのルートもでてきます。
MRTのアプリもあるにはありますがGoogleマップのほうが圧倒的に便利。公共バスやタクシーのルートも出てきますからね。
電車マークとバスマークが似ているのでご注意を!
地下鉄MRTの基本情報
シンガポールの地下鉄MRTは1987年に開業しエリアを徐々に拡大。2019年現在は営業距離150km以上、90以上の駅を有しています。
路線図2019年
営業時間と始発・終電
営業時間は朝5:30から深夜まで。始発と終電は駅と行き先によって異なりますが、始発5:30~終電0:00くらいのイメージです。
電車のくる頻度
- ピークタイム(通勤時間):2~3分毎
- オフピーク(通常時):5~7分毎
情報出所:Land Transport Authorization
まとめ
観光する際の交通手段としてはもっとも便利なシンガポールの地下鉄MRT。
ぜひEZ-Linkカード片手にお得な旅をお楽しみください!!