シンガポールの地下鉄 (MRT)はホントにすばらしく、東京や大阪のごちゃごちゃした地下鉄とは大違い。
主要スポットへのアクセス抜群。シンガポール政府の計画力がすばらしく、せまい国土ながらよく整備されています。
路線図も慣れれば見やすく乗り換えもスムーズ。
今回はそんなシンガポールでの地下鉄 (MRT)の乗り方や切符の買い方、お得なEZ-Linkについて紹介します。
EZ-Link (交通カード)を使った乗り方
「EZ-Link」は地下鉄や現地セブンイレブンで購入できる日本のSuicaのようなプリペイド式の交通カード。
英語のEasy (イージー・”簡単な”の意味)とEZをかけて名付けられています。
シンガポールでの交通はEZ-Linkを使うのが一番便利でお得です。
使い方も日本の交通カードと似たようなもの。
地下鉄の改札窓口で買った場合はカードにSGD7 (約560円)がチャージされているので、あとは改札で「ピッ」とタップするだけでOK。
買い方の手順
窓口で買わなければいけないのでちょっと手間取るかもしれませんが、結果的には毎回切符を買うよりも便利でお得になります。
ぜひお試しください!!
発音は「イー・ズィー・リンクカード」ですのでご注意を!!英語のEasy (イージー)とEZをかけているようです。「イー・ゼット~」ではありません。
現地セブンイレブンでも購入できる
MRT駅の中にあるチケットオフィスで買う方法以外にも。
シンガポール現地のセブンイレブンでもEZ-Linkは買えます。おなじみの店舗デザインは日本とおなじ。
セブンイレブンはここシンガポールでも歩けばかならずどこかに見つけられるほど一般的です。
事前に購入しておきたければこの買い方がオススメ。
チャージは英語だけど簡単♪
残額が足りなくなったら券売機でチャージすれば良いだけ。
英語での案内になりますが落ち着いてやればできます!
チャージの手順も紹介しておきますね。
チャージの手順
まず地下鉄の駅改札ちかくに行き券売機を探しましょう。写真の右手に見えるのが券売機です。
券売機を見つけたあとからの手順を紹介していきますね♪
クレカ払いもOK!だけど日本で発行されたクレカは使えないケースも多かった気が。。。現地クレカをお持ちでなければ出来るだけ現地通貨シンガポールドルでお支払いください。
▼これまでのすべての手順をまとめるとこんな感じです。
EZ-Linkカードの種類と値段
- 地下鉄の改札窓口で購入:S$12約960円
うちS$7がチャージされS$5は手数料に消えます。 - セブンイレブンで購入:S$10約800円
うちS$5がチャージされS$5は手数料。
▼EZ-Linkカードのデザイン (表・裏)。いろいろデザインあるらしいのですがデフォルトだとこんな感じ。
使うとこんなにお得!
EZ-Linkカードは便利なだけでなく、普通にチケットを買うよりかな~り安くなります。
たとえば、ラッフルズホテルのあるMRT City Hole駅からマリーナベイサンズの最寄MRT Bayfront駅に行く場合。
- 地下鉄(MRT)料金:S$1.5 → S$0.83 (大人)
*乗り換えも含めた料金。
というように通常チケットに比べてEZ-Linkカードを使えばおおよそ半額になります。
ちなみにS$0.83だと日本円でたった66円ほど。
5駅くらい乗ってこれなのでいかに安いかわかります。
シンガポールの地下鉄(MRT)はもともと安いのですけど、さらに半額ともなれば移動にかかる費用はほとんど無視できるレベルになりますね!
また何回か乗ればカード発行手数料のS$5もすぐに元が取れます。
公共バスでも使えてお得になる!
さらにこのカード、公共バスでもお得な割引料金でつかえます!
- 3.2kmまでの料金 S$1.5 → S$0.83 (大人)
というように地下鉄とおなじくおおよそ半額に!!
もはや移動の必須アイテムと言えます。
観光客が市内の公共バスに乗るのはハードル高いとは思いますが、最近はシンガポール版Googleマップも進化してバスルートもかなりの精度に!
観光の際には公共バスも移動手段のひとつとして使ってみても良いでしょう。
*料金はSBS公式サイト (英語)より
普通切符の購入方法と乗り方
交通カードではなく普通チケット(切符)で乗りたい!という方のために。
切符の購入方法と乗り方を解説しておきますね。
基本は英語なのですけどそんなに難しくないのでぜひトライしてみてください!
通常切符の買い方
こんな感じの手順です。行き先は路線図からも選べますし駅名からも選べます。
ただ結構めんどくさい上に料金も高いので、やっぱりEZ-Linkカード (交通カード)がおすすめですよ♪♪
デポジット10セントは3回乗ると戻ってくる
なお。
このカードは保証金デポジットの10セント(約8円)が自動的に交通料金にふくまれます。
なので最初に買うときには余分に10セント払わなければいけません。
そして3回乗ると10セントが戻ってきて、6回目に乗るときには10セント割引になります。ややこしい。。。
いちいち払い戻しの手続きをしなくてよく、4回目に乗るときに自動的に最初に払ったデポジット分10セントが割引されてます。
でもデポジットは日本円にすると約8円なので。。。3回乗らなくても「仕方ない」で済まされるレベルですね。
30日以内なら6回まで使える
日本の切符と違ってシンガポールMRTの切符は30日以内なら6回まで使えます。見た目も切符というよりカードといった感じですし。
6回までならチャージして使えます。
また旅行が終わったら切符カードは記念に持ち帰っても構いませんよ♪♪
シンガポール地下鉄(MRT)の基本情報と注意事項
MRTと略して呼ばれるシンガポールの地下鉄。MRTはMass Rapid Transit (マス・ラピッド・トランジット)の略なんだとか。
あとは基本情報と乗る際の注意事項をまとめておきますね。
2019年現在の路線図
子供料金は無く、身長90cm以下だと無料
日本と違うのは子供料金が身長で決まるところ。
身長90cm以下だと無料になり、それを超えると大人料金と同じになります。
効率を重視するシンガポールらしいシステム。
まぁけどチェックはとてもあまく、私の子供は90cm超えてますけどタダ乗りしてました (ゴメンなさい。。。)
知らないと危険!禁止事項
別名”Fine Country (罰金の国)”といわれるシンガポールでは、MRTでも細かく罰金が定められています。
- 可燃性の液体、気体の持込:5,000S$の罰金
- ホームから線路に降りる:5,000S$の罰金
- 喫煙:1,000S$の罰金
- 飲食:500S$の罰金(駅プラットホームでも対象)
おもしろいのが飲食、ドリアンを持ち込む行為も禁止されていること。
ただ、子供なら水などの飲料は見逃してもらえることが多いです。
大人は警備員に見つかっても即罰金になるケースはめずらしく、まずは「注意」だけで済まされますね。
いちおう法律上は禁止されていますので自己責任でお願いします!
EZ-Linkの払い戻しは残金S$10以上で対応してくれる
なお2019年現在。
EZ-Linkカードの払い戻しは残金がS$10 (約800円)以上ある場合にのみ対応してくれます。少額だと払い戻ししてくれないのですよね。。。
在住者なら最初から最後まで必須の一枚ですが、一度きりの観光でしたらその辺りのことも意識してチャージしたいですね。
EZ-Link Card手数料のS$5は戻ってこない
また最初に引かれた手数料S$5 (約400円)はもどってきません。
でもMRT料金や公共バス料金が半額になるので、何回か乗ればもとは十分に取れていますね!
まとめ
シンガポールのMRTやバスは安いので2~3日くらいの旅行ならS$10 (約800円)もチャージしておけば十分だと思います。
1回1回切符を買うのはホントに手間ですからね。。。
ぜひシンガポールの地下鉄を使い倒して快適な旅行にしましょう!
余談ですがわたしはバスに乗る際、EZ Linkを持っていなくて降りる場所も分からないので適当にS$2くらいを支払っていました (笑) いま考えるとヒドイ。。。