幼児期に絵本を読み聞かせる7つのメリット

子育て中のママたちは、日々多忙なスケジュールの中で、子供たちのためにいろいろなことを考えていることでしょう。

その中でも、子供たちに絵本を読み聞かせることはとても有益なことです。

しかし、多忙な日常に追われて、実際に読み聞かせをすることができていないママたちも多いのではないでしょうか。

私自身、長女のときには初めての出産・育児に戸惑い、ほとんど読み聞かせができていませんでした・・・

そこで、日々3児の育児に奮闘している私自身の子育て体験をもとに、幼児期に絵本を読むことのメリットを7つご紹介します。読み聞かせはどんなタイミングからでも遅くはありませんので、ぜひ取り組んでみてください!

1. 言葉のレパートリーを豊かにする!

絵本を読み聞かせることで、子どもたちは語彙力を養うことができます。

絵本は普段の会話であまり使わない言葉が出てくるので、新しい単語を知るチャンスであふれています。そのため語彙力アップに素晴らしい効果を得られます。

2019年に発表された「ネイチャーコミュニケーション」誌に掲載された研究では、5歳の子どもたちを対象に、絵本を読むことが子どもたちの語彙力に与える影響を調査しました。

その結果、絵本を読んだグループの子どもたちの語彙力は、絵本を読まなかったグループの子どもたちよりも格段に高かったという結果が出たとされています。

1歳児に絵本を読み聞かせた場合、2歳半までに平均約50語の語彙力が身に付くとも言われています。

2. 集中力がアップする!

子どもたちの集中力は、成長とともに向上しますがまだ十分ではありません。

絵本を読むことで、物語の中に自分が入り込む疑似体験をしその世界を目で見て耳で聞いて感じ聞き入ることで、自然と集中力が向上します。

実際に長男も赤ちゃんのころから絵本を読み聞かせを行ってきました。5歳になった今では興味を持ったことに対して爆発的な集中力を発揮し何時間でもたのしそうに取り組んでいます。

また1歳半になる次女も、”型はめパズル遊び”を集中して取り組んでいる様子を見ることができるようなりました。

3. 言語の習得力がアップする!

言葉を覚えるためには、耳にしたことを反復することが必要です。そのため、子どもたちが耳にした言葉が、繰り返し読み聞かせられる絵本は言葉の習得にとても効果的です。

言葉を爆発的に吸収している0,1,2歳児は繰り返し言葉に敏感です。”わんわん”や”にゃあにゃあ”といった言葉を発語の早い段階で覚え、発するものその理由から説明できます。

5歳になる長男は、幼稚園の年長さんになった今でも新しい言葉を学びながら楽しんでいますよ。

4. 想像力や創造力がつく!

子どもたちは、まだ見たこともない世界に興味を持ちます。

イメージを司る右脳が優位に働いているので、絵本を読み聞かせることで、その絵を見ながら物語の内容をイメージしたり自分で物語を作り出したりすることで、想像力や創造力を養うことができます。

絵本には、文章だけでなくイラストや絵が描かれています。このため、文章だけでは伝わらない情報やニュアンスを絵から読み取ることで想像力や創造力を養うことができます。

また、絵本には様々な表現方法が使われています。例えば、表情や音の表現、色彩表現などです。これらの表現方法を絵本から学ぶことで、子供たちは自分自身の表現力を高めることができます。

5. 自ら学ぶ力を育む!

絵本を読み聞かせることで、子どもたちは自ら学ぶ力を育むことができます。子どもたちは自分自身で物語の内容を理解し、自分なりの解釈をすることができます。

また、絵本を通じて、子どもたちは自分で読みたいという欲求を持ち自ら読書するようになります。自ら学ぶ力を育むことは、自己学習能力を高めることにつながります。

6. 読み書きが自然とできるようになる!

絵本を読み聞かせることは、子どもの読み書きの基礎を養うことに繋がります。絵本には、単語や文章が簡単なものから複雑なものまで含まれており、子どもはその中から新しい単語や言葉を学びます。

また、絵本を読むことで、子どもたちは単語や文章の構造に慣れることができ、自然に読み書きの基礎を身に付けることができます。

赤ちゃんのころから読み聞かせを続けてきた長男は、3歳10ヶ月ころには自然とひらがな・カタカナが読めるようになっていました(まったく教えていません!)。

7. 豊かな感情表現が身につく!

絵本は、人間の感情を表現する力を育てることもできます。例えば、主人公が悲しんだり、喜んだり、怒ったりする場面を通じてさまざな感情を疑似体験する事で、子どもたち自身の感情を理解する手助けとなります。

私の長女も、小さいころから絵本の中のキャラクターと共感し自分自身の感情をうまく表現するようになりました。

体験談

読み聞かせをするようになったきっかけ

実は、私自身とても本を読む事が苦手なんです。。。

そんな私がなぜ子どもたちに絵本を読み聞かせるようになったかというと。

そのきっかけは、”子供の脳”に”絵本の読み聞かせがもたらす効果”についてイチから学び、絵本の素晴らしさについてしっかりと理解できたからです。

根っからの理系の私は、なぜ?どのように?の部分がはっきりとわからないものに関して、興味を持てない性格です。

逆を言えば、原因や理由が明確になっている事柄に関しては100%の自信を持って遂行できます。

絵本は子供に良いと漠然と知っていたものの、何がいいのか、どのように読むのが効果的なのか、どのような絵本を読めばいいのか、またその理由について、イチから学びました。

そして大人になった今、絵本の素晴らしさについて今一度理解し感銘を受けた結果、毎晩絵本を読み聞かせることが日々の習慣になり、現在に至っています。

本を読むことが苦手な私でも、赤ちゃん絵本や幼児絵本は1冊1分もかからないものがほどんどなので、継続するハードルはさほど高くはありませんでした。

3人の子供たちはこんな風に成長しています

1歳5ヶ月の次女は生まれたばかりの頃から絵本の読み聞かせをしていました。

絵本を見ているうちに単語を覚えていきます。1歳になる前に「まま」「だだ」、さらには「ワンワン」と犬の鳴き声を覚え、今では「にゃあにゃあ」や「くつ」「みず」「いたい」など、様々な単語を口に出し理解するようになりました。

5歳5ヶ月の長男も絵本を読むことが大好き。

今では「おしいれのぼうけん」や「おしりたんてい」「海賊ポケット」シリーズなど1冊100ページを超えるようなシリーズ本をスラスラと自分で読んでいます。

ある日、絵本に登場した「宇宙」について、長男は自分なりの説明をしてくれました。

「宇宙をず〜っと最後まで行くと、ブラックホールっていうのがあってね。そこにみんな吸い込まれるんだよ。吸い込まれたらどうなっちゃうのかな?」

私は、長男の想像力や創造力が育っていることを感じました。

長女は8歳2ヶ月で、絵本を読み聞かせるのはもう卒業したかと思いきや、いつも「今日はこの絵本読んで!」と言ってくれます。

絵本を読みながら一緒に物語の展開やキャラクターの気持ちについて話し合い、親子の時間を深めることができています。

まとめ

絵本を読み聞かせることは、子どもたちの成長にとても重要な役割を果たしています。

想像力や創造力の育成、言葉の習得、感情の表現力の向上、集中力の向上、そして親子の絆の深化など、多くのメリットがあります。

親にとっても、絵本を通じた子どもたちとのコミュニケーションは貴重な時間となるでしょう。

ぜひ、子育ての必需品として絵本を活用してみてください。

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